NetBeansとEclipseのローカルヒストリの違い

最近Eclipseも触ってるおかげで比較がもりもり出来る。今回も比較シリーズで。


それぞれIDEの方向の違いを示すものとしてローカルヒストリの違いがある。

NetBeansのローカルヒストリは通常のバージョン管理と同じもの。ソース全体の差分を表示してくれる。

一方でEclipseのローカルヒストリはバージョン管理とは別物で、現在カーソルのあるメソッドやフィールド単体の差分表示をするようだ。クラスを選択すればクラス全体は一応比較してくれるようだが、クラスの外側にあるコメント等には反応してくれないようだ。また、カーソル位置をかなり意識する必要がある。



ちなみにNetBeansのローカルヒストリの特徴としてローカルヒストリにラベルをつけておくことが出来る。



タイトル部分をクリックすることでラベルのソートも可能だ。

ただし、日付ごとにしかソートはされないのと、デフォルトではローカルヒストリは1週間たつと消えるのであまり過信はしないように。それでもここに注意書きを書いておけば以前の状態に戻したりするのが容易になるので積極的にリファクタリング等をしていくときには非常に頼りになる。

なにより、バージョン管理の設定をまったくしなくても良いのはやはり便利だ。MercurialCVS(クライアントが組み込まれてる)やsubversion並み(subversionが見つからないと各プラットフォームに合わせたsubversionがインストールされるっぽい)にインストールが容易だったらローカルヒストリはいらないと思うが現在はそうはなっていないので、とりあえずのJavaコードを書いたときでも積極的に使っていこう。

注意したいのはラベル入力をした後、カーソルを移動させると確定しないので、入力が終わった後にリターンキーを必ず押すこと。SwingのJTableを触ったことがある人ならばどういう状態になっているかたぶんわかってもらえると思う。terminateEditOnFocusLostだっけ。これいれてくれると助かる人は多いと思う。6.7で実装されないかな。

[追記]
ローカライズされていない…?

かなり前から気がついてたけどまぁどうってことないね。


NetBeansの半分は優しさでできてます。