世界樹プレイヤーのためのドラクエ9講座 その4
今回からはよりつっこんだ細かいところをみていこうと思う。
ランダム対象スキル
世界樹の迷宮には対象がランダムのかわりに強力な技が存在する。たとえばレンジャーのダブルショット。雑魚戦ではどこに飛んでいくかわからないため、非常に扱いにくいが、単体で出てきた強力なモンスターに対しては圧倒的な強さを誇る。同じレンジャーのパワーショットと比べて合計ダメージの差は倍近くは行くのではないだろうか。戦士系のキャラが青ざめる破壊力だ。でも、雑魚戦や複数が対象となると選択可能なパワーショットやサジタリウスの矢のほうが使い勝手がよい。もっとも雑魚戦でサジタリウスの矢はターンの問題で使い物にならないのだが。
一方でDQ9もランダム対象のスキルがある。いや、むしろ宝庫だ。
剣スキルに「隼斬り」というものがある、これは消費MP2で対象に75%の攻撃を2回行うという強力なもの。単純に考えると1.5倍のダメージを行うことができる。消費の少なさと対象が選べることによって剣スキルの最高峰のスキルのひとつだ。雑魚戦、ボス戦どちらでも使える
一方で弓スキルで「五月雨撃ち」というものがある。これは50%の攻撃を4回行うことができる。つまり、単体相手に使うと200%近い攻撃をしているに等しい。コレは圧倒的な強さだ。一方で対象が選べないので雑魚戦では扱いにくい。1回攻撃するたびに残った対象から選択しているようで(ダブルショットは最初に決めているようで、途中で倒したやつに複数攻撃するつもりだと1回でとまる)2回攻撃で倒せる敵が2体いる場合全滅させることが可能だ。ただし、MP消費は4と「隼斬り」よりは消費が大きい(が、威力を考えると大概無視できるだろう)が、弓を装備できる職業が魔法戦士、賢者、レンジャーとMPが多いやつらばかりなのでデメリットとはいいにくい。
そして、バトルマスターの「闘魂」スキルとして「無心こうげき」というものもある。これは対象がランダムに選ばれるが、150%の攻撃を行うことができる。これは闘魂スキルのため、武器にかかわらず扱えるという非常に強力なスキルだ。ただし、同様のダメージを与える隼斬りとくらべて消費が2倍になっているし、対象も選べない。
ほかにもたくさん対象を選ばないスキルが存在する。ムチスキルの「双竜撃ち」はおおよそ125%の2回攻撃というとんでもない破壊力をほこるのだが、1グループの中でランダムとなっている。全体の中からランダムよりはまだ絞りやすいこと、この圧倒的な威力のために消費MPが10という戦士系には厳しいものとなっている。ムチが使える職業はそのままならば魔法使いをはじめ、MPが大目の職業が多いのでデメリットにはなりにくいのではあるが。ただし、武器の威力がムチは低い(通常攻撃で1グループに攻撃ができるため)ため倍率だけを見ていると痛い目を見る。相対的に武器の威力が低くてもよい力が高い戦士系の職業だと生きるが、ムチスキルをマスターした後(マスターすると職業にかかわらず装備可能になる)のMPが絶望的な武闘家やバトルマスターといった力が強い職業で装備させた場合つらいものがある。
ここまでランダム対象の強力な攻撃スキルが大量にあるのはドラクエシリーズとして非常に珍しいんじゃないかな。つまり、スキルの性質を的確に見分けることが必要だ。
回復可能な職業
世界樹の迷宮はメディックとパラディン。とはいえ範囲回復がないことや回復量に差があることでパラディンを回復薬にするのは難しい。パラディン3人とかならいけるかもしれない。
世界樹の迷宮2はメディックとドクトルマグス。ドクトルマグスはPT全員の強力な回復魔法以外か使いこなせるのでクリアまでには余裕で使える。また、行動速度がメディックよりはるかに速いため安定する。より安定するためにドクトルマグス*2がお勧め。剣と術の偏り具合を調整して入れるとよいだろう。「2」ではメディックは正直いらない。最初必要だと思って途中ではずすのはおいらだけではないだろう。
回復薬が一人だけだとどうしても入れなくてはならなくなってしまう。そういうのはPT構成の自由度を下げるため個人的には好きではない。世界樹2ではその点はよくやったと思う。
一方DQ9では回復呪文を使う職業が非常に多い。
僧侶と賢者は普通に考えて回復魔法がたくさんあるのがわかる。どちらもベホマラーといった非常に使い勝手のよい全体回復呪文を扱える。ベホマズンという全員全回復する呪文は非常にMP消費が多く、普通に考えると誰が使うんだということになりそうだが、クリア後を考えると意外とそうでもないかもしれない。
そしてしばらく主人公がならなくてはならない職業である旅芸人。こいつはいわゆるオールマイティで回復呪文攻撃呪文、武器防具とすべてがそこそこ扱える。DQ3を知っている人ならば勇者から強力な回復呪文や攻撃呪文を減らして賢者並みの攻撃力にしたといった感じ。世界中では該当する職業はない。ベホイミまで使える。
コレだけかと思いきや、盗賊はホイミが使えるし、パラディンはベホイミ、レンジャーはベホイム(ベホイミの上位)まで扱える。あとクリア後ではあるがスーパースターもベホイミが扱える。そのほか武闘家スキルの「瞑想」は自分だけではあるがベホイミ相当の回復が可能だし、魔法使いならば杖スキルを育てて「祝福の杖」スキルをつかうのもよい。これは対象をベホイミ相当(ただし、魔力で計算なし)回復する。
つまり回復呪文を使える職業は12職中7職であり、なんらかのスキルで回復、敵にダメージを与えて吸収可能な職業を含めるとなんと12/12、100%となる。
クリアまでならベホイミクラスがあれば(ただし、使えるキャラが3人くらいほしい)かろうじてクリアが可能なことを考えるとかなり自由な構成で進めることができるのがわかると思う。
これだけ回復できる職業が多いと個性を失うと考える人も多いかもしれないがそれは間違いだ。今作には回復呪文の効果として回復魔力というものあがある。コレが高いと回復量が飛躍的に増えて、スキルとあわせるとベホイミで200くらい回復するということも珍しくない。
これは僧侶が圧倒的に高く、つづいてスーパースター、3位クラスには賢者、レンジャー、旅芸人と並び、やや下がってパラディンである。素のパラメータのみならず、賢者は回復魔力(と攻撃魔力)を1段階上げるスキルをもっているが、僧侶の2段階上げるスキルに比べるとやや劣る。つまり、これは回復呪文版バイキルト(世界樹の迷宮2でいう鬼力化みたいなもの)だ。
やはり同じ呪文は本職にはかなわないというどころか、僧侶と比べると下位の呪文の回復量と同じというくらい差がついてしまう。MP1ポイントあたりの回復量が違うというのは長旅では欠かせない。
DQ9のレンジャーは面白いことにベホマ(これは僧侶専用)、ベホマラー、ベホマズンをのぞいた回復、蘇生呪文は僧侶とまったく同じ(キアリーとかザメハ、キアリクなど覚える)。僧侶を一回り回復呪文をよわくした職業ととららえるのがいいと思う。バーハ、フバーハまで同じというのだから。もちろん、レンジャーのほうが僧侶に比べると物理面が非常に強く、全職業で圧倒的な器用さを誇る。そして魔法使いが使えるリレミト(ダンジョン脱出呪文)やトラマナ(ダメージ床のダメージ無効化)を一桁のLVで覚えるというとんでもない特徴も。もっとも今回は魔法使いもトラマナをすぐに覚えるのだが。
蘇生呪文
世界樹の迷宮1、2ともにメディックのみ。これがドクトルマグスやパラディンとの違いである。
DQ9では回復呪文同様蘇生呪文も使える職業が大目。
ただし、世界樹の迷宮では蘇生アイテムが容易に入手できるのに対して、DQ9では船を取ってからの世界樹の葉くらい。クリア前は特に簡単にたくさん入手できるものではない。
さらにパラディンはメガザルというPT全員を蘇生させる代わりに自分が死ぬ呪文を持っているが、僧侶等が痛恨の一撃であっさり死んだりパラディンのみ生き残るなどということがわりと頻発するためにかなり使い勝手のよい呪文となっている。LVを考えると主にクリア後に使う呪文ではあるが、宝の地図のボスを相手に考えると結構悪くない。クリア後を考えるとなかなか侮れない呪文となっている。