日本のRPGはもうだめなのか…だと?

http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20091208020/

国内外でお約束が通じてないというところはまぁ納得してますが、それ以外納得できない部分だらけだな…と思ったらほかにもそういう人がいて安心した。


http://d.hatena.ne.jp/damned/20091211/1260472613

イケメンホスト顔・ファッションのゴールドアクセサリーを首から下げた兄ちゃんが女とぐちゃぐちゃする過程でいろいろあって世界を救う話に、AIに任せてしまいたい戦闘と言う作業がついてくる。っていうのが2000年代のJRPGでしょ ?

適切すぎて噴いてしまう。

これは、ゲームで遊ぶ、というかゲームメーカーにとってお金を出してくれるお子様とおっきなお友達の脳味噌の中身の平均値が、80年代-90年代前半と2009年ではまったく違うということなのではないかな。

なんかこう、若い日本のおたくは、色んな意味で文化的に狭くなってるんじゃないかな。ゲームメーカーもアニメ業界もそれに加担しているでしょ。「お約束」はあってもいいとおもうけど、全てお約束のみで構成された世界しか受け付けない変な人が多いのではないかな。

この辺完全に同意。おおきなお友達が大好き深夜アニメのお約束を前提としたゲーム多すぎるんじゃないかな。ターゲットとするユーザーを絞って売れないとかいうのやめようよ。固定客相手に商売してるなら2万本売れたら大成功と思わないと。アニメもゲームも業界自体が声の大きいそういう人をターゲットにし続けた結果先細りに。


一応言っておくと固定客相手の商売ってのは個人的に嫌いじゃないです。ただし、マイナーであること、たくさん売れるものではないことをしっかり理解していれば。ユーザーだって趣向は変わるし離れていくことはある。それでいて新規層を掘り起こせないのならその先に見えるのは消滅しかない。

何度もいっているとおり、まずは少人数開発体制で黒になるような仕組みが必要。趣向の分散はどの分野でもおきていますからね。たくさんの人を納得させる1本のタイトルではなく少量多品種生産にしてそれぞれのターゲットへ深く作りこまないと。

島国大和さん、国産のPCゲームメーカーに関して言及していませんね。

そういやスクウェアエニックスってもともとPC専門のソフトメーカーだったね。今じゃコンシューマのイメージしかないけど。


軽く個人的に思ったことをまとめると。

1.まず、国内だけで見てもお約束が通じていない。深夜アニメ見ている層と見ていない層でのお約束の剥離がひどい。でもそれはアニメ、ゲーム業界が一丸となって意図して作り出したゆがみ。マイナーな層をターゲットとしているのに大量の人数で数を売ることを考えるのは愚か。趣味の多様化もゲーム業界に限らず世の流れ。

2.国による文化の違いは確実にある。日本の映画で世界や国を救うようなものってあんまりないですよね。あったとしても違和感を感じる。あれは西洋人がやるものというお約束として見ている感じは強いと思う。米国国内でもサブカルチャーはあるでしょうが日本のメーカーでそこを狙うことは考えなくていいかも。

3.どっちにも売れるものをと考えた結果、中途半端にどっちにも嫌われる構造に。どこでも売れるものを考えるならばデフォルメキャラクターは必須かと。でも、中身に手を抜いていいというわけではない。入り口として見た目で敬遠されるのを防ぐ目的程度。たとえばマリオテニスとか面白いんだけれども、マリオキャラクター使っていなかったら手にとってもらうことも難しいはず。キャラクターは新規ジャンル開拓等で重要。ブランドを使い捨てするところは先細り。FF12のグラはわりとあっちを向いていたと思う。FF13は中途半端な立ち位置で日本人にも微妙に気持ち悪い絵に。

4.難易度はおそらくジャンルに関係なく関係は無い。面白ければ誰しもやりこむ。テトリスとかドクターマリオとかやけにやりこんでてうまい女性とか結構いますよね。


FC時代には大量にあったRPGだが、今生き残ってるのってあんまりないですなぁ。そもそもミリオン連発するジャンルでなくてDQやFFなど一部のタイトルだけ突出しているので実はあんまり変わって無い気もした。