東京リージョンにおけるS3とCloudFront

Amazon Web Servicesで東京リージョンがきた。あらゆるものが大幅に速度アップ。非常に快適になった。

ではS3の速度はどうだろう。もしかしてCloudFrontが必要ないくらい早いのだろうか。


海外のリージョンではEC2と比べてS3は少し遅いため、やはり差はあるのだろうか。


調べてみた。

同じサイズのxmlファイルをS3とCloudFrontでダウンロード。

CloudFrontは平均11msだった。
一方、S3は平均38msだった。


やはり、S3はダウンロード用に最適化されてはいないようだ。この差が問題にならないケースもあるかもしれない。

ちなみに自分のmixiアプリ2本はこの影響を大きく受けるタイプ。
次に作るやつはそれほど影響受けないタイプかな?


S3直のメリットは特に開発時ファイルの差し替えが容易なところだろう。CloudFrontは基本キャッシュしっぱなしなのでフォルダをかえるという運用をしないといけない。


というわけで、スモールインスタンス以上のEC2を運用していないならCloudFrontは今なお小規模でも有効、大規模になる場合リソースのダウンロードでEC2の負担を減らすためにも有効という感じ。

EC2が早くなってしまったので、EC2をつかいつつそんなに極端にユーザー数が多くない場合のみCloudFrontは必要なくなった。マイクロインスタンスだとリソース読み出しだけですぐにCPU時間使い果たしてしまうと思うので、マイクロインスタンス複数よりはスモールインスタンス1つの有利性が増えたとも。


東京にAWSが来たことによってスモールインスタンスは1つリザーブ(年払いみたいなもんで大幅に安くなる)してもいいんじゃないかなとは思った。