3DS 怪獣が出る金曜日

Guild02

なんだけど、ばら売りのみ、しかも目立たないDL専用ソフトということで、このシリーズはもう終わったとみていいか。宣伝ももちろんほとんどしていない。大量のDSiウェアと同じようなレベル。

そのGuild02の第1弾。

ボリュームと価格とB級感

ボリュームは正直大きくはない。2時間程度でクリアできるだろう。

値段が800円ということで、ボリュームはこんなところか。

ただ、DSiウェアスマホのゲームなら800円あればもっとたのしめることもあると値段とプレイ時間を天秤にかける人にはお勧めはできない。

あと、いかにも低予算ゲームっぽい感じも多いので、B級が好きな人じゃないと厳しいかもしれない。食べ物ではB級のグランプリとかかなり好評のようだけど。

LV5という大手が出すソフト、としてみると結構きつい点数がついちゃうかな。

ゲーム内容

序盤中盤はひたすらプレイヤー=子供のくだらない遊び、が続く。大人から見て「くだらない」ことではあっても、子供は全力で遊んでるんだよなぁという寛大な心が必要。年齢によっては当時を思い出せる人はニコニコしながら楽しめるのかもしれない。

自分は昭和40年年代生まれのため、微妙にわかりにくい。30年代の人はドンピシャなのだろうか。ただ、地方は東京から数年くらいたってはやりものなどが伝わるとかまじで普通なので、田舎育ちのおいらはそこまで年数が離れていないかもとか思ったり、思わなかったり。

ゲーム中はじゃんけんを利用したお遊びがでてくるのだが、怪獣カードとかいうのもあんまりぴんと来ない。ただ、当時を思い出すとなぜか「めんこ」とかにじゃんけんのマークがついてることが多かった気がする。ふつうに「めんこ」をだすのはだめだったのかな?

怪獣カードを手に入れるためのパーツ取得のアニメーションが時間かかりすぎてたくさんばらまかれたときいらいらする。

序盤中盤と書いたが、盛り上がるものもないので序盤と中盤を分けるものはないのでお察しください。終盤とそれ以外しかないということ。

終盤は一気に話が進む。ここは面白かった。


話は細かいストーリーがいきなり開始、終了していく。たくさんあって、順番にクリアするものではなく、並列で動いていくため、正直プレイヤーはついていきにくい。こっちをやろうとしていて、寄り道してしまったり、当初の目的を忘れてしまうって感じは非常に子供っぽくていいんだけれども、ゲームのフラグ管理としてはあんまりいい感じはしない。フラグを建てるとセーブされる上に、頻繁にフラグ立てる割にはセーブ時間もかなりかかるのもマイナス。


近くに行けば勝手に話が進むものもあれば、特定の場所でAボタンを押さないといけないところもある。Aボタンは会話のみかと思っていたので面くらってしまった。

あと、会話するときはキャラクターは所定の場所に必ず歩く。話しかけると振り向くとかそういうのはない。そしてその場所にある着ていくときにキャラクターにぶつかると非常に時間がかかってしまったりする。正直このへんあんまりよくない。

思っていたのと違った

そのタイトル名から毎週金曜日には怪獣が出る、一定時間のお話かと思っていた。「先週はこいつが出たけど写真が取れなかった!つぎはあらかじめ準備しておいて・・・こうしよう!」とかそういう方向の。

でも実際は金曜日当日、しかもその1日で終わる。想像していたのと全然違った。完全に肩透かしを食らってしまった。

小学生ということは学校が終わってからの夕方以降の話なわけで、プレイ時間とそうそう大きく変わらないかも。

雰囲気的には土曜日だったらよかったかなーというところ。あの腹を空かせて帰ってきてそのあと同遊びに行くかどうかのわくわく感。毎週土曜日は夏休み前日のわくわく感があったなーみたいな。

いつもの評価

  評価
システム ★−−−−
シナリオ ★★★−−
サウンド ★★★−−
グラフィック ★★−−−
総合評価 ★★★−−

終盤の話は面白いものの、ストレスを感じるところが非常に多いので人を選ぶ作品。

応援している母親はひたすらかわいい。おつむがちょっと足りない感じ、天然ボケ系だけど。

終盤面白くなっていって、ここからよくなるのか!と思ったら終わってしまって残念、みたいな。途中で小さくまとめる方向に行っちゃったのかなぁ。

クリア後とかミニゲームとかいらないから、終盤からのあの面白い話をもうちっとつづけるだけでよかったのになと思った。こういう小粒なゲームは1つに絞って作ったほうがいい気がする。そしてこのゲームのいいところはその雰囲気と終盤のぶっとんだお話。そこだけに集中でよかった。