WiiU ベヨネッタ2 クリア

発売日に買って1も2も平行に進めて、後半1の方を優先してプレイ、その後すぐに2をクリアした。

ネタバレなしで

遊びやすさ、面白さ

1は即死QTE系とか変な乗り物に乗ったりとかつまらないシーンが長いことが大問題でした。面白いお話を先に進めたい、普通にキャラを操って戦いたい、それができないそんなイライラがクライマックスです。

2はQTEによる即死が大幅に減っています。1の1/10以下。変な乗り物に乗るプレイ時間も大幅に減っています。1では無駄に長かったりして、これさっさと終わらないかな…というものばかりでしたが、2では数そのものが大幅に減っているうえにクソ長い、楽しくないってところが減っています。

いやー1で問題といわれた部分を確実につぶしていますね。

また、ウィッチタイムの発動タイミングが少し違っていたり、交互にプレイをすると多少戸惑うところもありますが、おおむね2のほうが攻撃パターンが多く、楽しいです。

トーチャーアタックだけだった1に対して、2ではアンブランクライマックスのおかげで特に大型の敵に対してやれることが増えました。いいですね、これ。

ボリューム

WiiU ベヨネッタ2は前作もまるごと移植されています。非常にお得です。

1と2それぞれ単体でもそこそこあります。おかげで2つ合わせるとアクションゲームの割にボリュームが結構あることになります。やりこみはかなりできます。

やりこまずとも、それぞれ1週するだけと考えていてもかなりのものです。20-25時間程度はかかるでしょうか。

グラフィック

1と2比べるとすぐわかりますが、彩度が低い1に対して2のほうが派手な色遣いですごいきれいに感じます。
特に魔界や悪魔が天使の色とは対照的で映えますね。形も個性的で、後半天使ばっかりに見慣れたころに悪魔がで来るのはいい感じです。

フレームレートあおられてるところあったけど、落ちたシーンとか序盤以外ほとんどの場合気が付かないんじゃないかな。

お話

あいかわらずのキャラの個性を生かした独特の雰囲気のお話は健在。1と2は二つで一つという感じになっているので、片方だけのプレイではもったいないです。2のほうが非常に遊びやすいからという理由で2だけやるのはやめましょう。その場合イージーでかまわないのでさくっと1もクリアしましょう。QTEではイージーでも容赦なく死ぬけど。

1は自分の記憶を取り戻す旅、という感じなのですが、いまいちそういう行動に出る理由が主人公の言動から見てもわからない、感情移入しにくいところがあり、それに比べると2のジャンヌを救い出すというシンプルな理由はものすごくよかったと思います。その代り救った後がぐだぐだな感じあったけど、最後はわりと納得できました。

1では活躍したルカですが、2ではそれほど絡んできません。かわりにずっといるのがロキです。また、ロダンも今回は多少絡んできます。なんせ、魔界への旅だったりしますからね!ロダンと肩を並べて戦うシーンは燃える展開ですね。

先ほど書きましたが、天使だけじゃなく、悪魔との戦いもあるのもいいところです。本来、悪魔を使役して戦うのが魔女ですが、飼い犬に手を噛まれる的な展開もいいです。

日本語の音声ですが、非常にいい感じです。髪が短くなったこともあり、2のほうが若々しく感じますね。ロダンなんてシティハンターのファルコンと同じですし。意識して発注したのでしょうか。

快適性

2のほうが全体的によくなっています。ショップがチャプター選択のときにできるようになっているのもいいですね。

1はパッドのカスタマイズが全くできないのがだめですね。

また、1は難易度を1段階下げると、攻撃がセミオートになり、パンチボタンを押してもキックになるのが非常に残念でした。2ではそんなことはありません。敵から喰らうダメージが大きく減っている、という仕様のようです。

ゲームオーバーになった後のリトライが2のほうが圧倒的に早いです。1はロードし直しでQTE即死からの復帰はかなりいらいらしますが、2ならさくっとすぐ始まるのでイライラが少ないです。1は360用につくられているため、メモリの使う量などが少なめになっている感じでしょうか。2は最初からWiiUを想定してキャッシングしている感じ?

ただし、ゲーム開始時の1回のロード時間は2のほうが長いです。メモリに詰めるだけ詰め込んでいる感じですかね。


音楽

1も2も音楽いいです。
ただし、ボーカル曲が1のほうが好きですね。頭に残る感じあります。


評価

以下いつもの5段階評価。

今回はパッケージも別なので分けてみる。

ベヨネッタ1

  評価
システム ★★★−−
シナリオ ★★★★−
サウンド ★★★★★
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★−−


ベヨネッタ2

  評価
システム ★★★★−
シナリオ ★★★★−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★★★
総合評価 ★★★★★

1のQTE即死系などが少なかったら1もよかったんですが、決して1は万人に進められるゲームではない感じです。やっぱり。それと比べると2のパワーアップしまくり、悪かったところのつぶしが徹底していて、とてもプレイしていて気持ちよいです。

文句なく買いの1本です!