トランシルビィ クリア

概要

フェアルーンシリーズやFlash時代の大量生産で有名なスキップモア最新作。

最近はスマホゲーからはほぼ撤退してPCとコンシューマのみにしているようだ。売り切りがスマホだとほぼ機能していないから仕方がないね。

おそらくF2Pはゲームデザインがしばられるというのもあるだろう。

iOS/GooglePlayともに毎年のアプデも必須であるので、それほど運用系ではないが基本無料系でというのも難しい。だが海外系では圧倒的なユーザーを抱えているためか、このタイプがそこそこある。日本ではこのタイプはほぼ成功していない。成功しているのは少ないユーザーで高単価、高運用コストなリスキーなものばかりではある。

スマホ向けは運用コストを下げる仕組みを常に意識し続けない限り、超大作や、CMがっつりの中華系に飲み込まれているのは現在進行形で間違いないと思う。

少し話がそれすぎた。

ジャンルとしては2Dゲームではいまだ人気のジャンルである、サイドビューアクションゲームだ。

アイテムを手に入れ先に進めるところが増えていく、いわゆるメトロイドのようなものだ。

メトロイド最新作はストレスのほうが強すぎてそこまで面白いと思わなかったのだが、こちらはだいぶカジュアル寄りだ。それでも負けるときはとことん負けるが、それでもあちらほどアクション性で悩まされることは少ないだろう。

サイドビューのアクションゲームといえば昨年のエンダーリリーズも傑作だった。

感想

効果音を聞くといつものスキップモアさんところだって感じはする。

ドット絵もいつもの・・・ではなく少しサイドビューようにだろうか、変えてる感じはする。もちろんいつもでてくるようなキャラもいる。

システムに斬新さはとくにない。STGエリアは特殊だとは思うがそれ以外は特にない。斬新さを求めてスキップモア作品を選ぶことはないので問題ではないが。

このゲーム、手触り感がとてもよく、操作の快適性がおそらくスキップモアの作品で一番良いと思われる。ロードなどもほぼない。

そのため、スキップモアの作品でどれからやればよいか、ときかれたらこれをお勧めすることだろう。続編でもないし。

おそらくだが、スキップモアさんのところが長所を出せるゲームは、システムはシンプルに抑える、テキスト量は少なく、小気味よい操作と進捗感、それをテキストではなくドット絵であらわすことができるもの、という感じはする。そして、この作品はそれがすべてできていると思う。

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★★−−
シナリオ ★★★−−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★★★