GeForce はどこへゆくのか

NVIDIA、第2世代統合シェーダ搭載GPU「GeForce GTX 200」〜SPを倍増し、10bit色表示やPhysXにも対応

64bitFPU搭載ということでGPGPU方面に力を入れたというところだろうけど,32bitに比べて性能が1/12に低下するというのはちょっとつらい.本気で対応させたいのならせめて1/4くらいじゃないかなぁとかおもってたけど.

しかし,9000シリーズでおこなった方針転換をまた白紙に戻したみたい.おかげで単体のカードとしてみると9800X2と比べて性能が向上しているようには見えない.9000シリーズの動きを見てAMDnVidiaは同じ方向を向いてるのかと思ったけど,また無難な構成に戻ったようだ.

もっとも9000シリーズで8000シリーズよりROP減らしてきたというのがわけわからんかったのだけれども.


しかし消費電力や相変わらずの馬鹿でかい形状とかどうにかならないものか.IntelAMDのCPU部門に言わせれば消費電力と馬鹿でかいフォームでいいのならCPUでもいくらでも性能向上できるというところだろう.

もっともVRAMが1GB,SPのクロックが1GHzを超えるのが珍しくないこの状態ならばもうOSは動かせるのではないかな.そう考えると取り外しや拡張が容易な(といってもPCI-Eスロットの数やボードの形状が2スロット占有など現実的ではないが)ボードコンピュータとしてみてもいいのかもしれない.メインCPUがHDDなどのIO類を管理してボード上のチップでサーバーのメインの処理ができるようになると,ユーザー数の増加に応じて柔軟に対応ができるサーバーの拡張方法としてみると面白いのかもしれない.というか,PCI-Eで拡張するためには面倒な筐体をいじらないといけないので,5インチベイのHDDリムーバブルユニットのような形で手軽に取り外しや追加ができるようになるといいかなぁ.なんだかんだでラック型は手軽に置けないし,ミドルタワークラスでもこの方式ならば3,4スロットくらい余裕で設置できるし.

という妄想.