概要
イースシリーズの10作目。
イースシリーズは1と2位以外直接的には話はつながっていないのでどこからやってもよいのがいい。
今作は2の後のお話。アドルがまだ若い。とはいえイースの戦いを生き抜いた英雄ではあるのですでにベテランのような安定感がある。
舞台は海。
様々な島々を船で移動し、滅ぼされた街の住人を保護仲間にしていき、強大な敵と戦うことになっていく。
感想
お話的には放置していても世界が亡ぶレベルのものにはならなそうで、それほど緊迫感はない。(YS8はまじで世界が滅ぶ直前にアドルが流れ着いて止めたのでスケールが違いすぎるが)
意外性のあるストーリーとかそういうのも特にないがそれなりにきれいにまとまってはいた。
さっぱりとした性格のキャラクターが多く、この辺は意図したものだろう。すがすがしくプレイできるのは非常に良い。キャラの性格等は9ではしっかり全キャラ描いていて大変そうだなと感じたが、メインキャラがアドルのほかは一人なので今回はそういうこともなく。8はアドルとダーナ以外弱いので、ある意味ダーナとだけ冒険したみたいなものだろう。そしてそれは成功したと思う。
アクションパートは従来の3キャラ操作から2キャラ操作に変わったおかげでスピーディーなアクションになったと思う。切り替える先が2キャラいるのと一人だけではとっさに行うことができるものが全く違う。パーティーメンバーを減らすメリットがしっかりあった。次回も操作は2キャラまでになるとよいな。
また、操作していない待機キャラも今回はないというのもよい。このへんが8と9でもやもやするところだった。
グラフィックも8や9に比べて大幅に進化している。イベントにしろ通常時にしろフレームレート含めて安定感がある。
海戦に関しては序盤は船が弱く難易度が高めだが、終盤はヌルゲーになっていく。
ロードで気になるのは船へのキャンプメニュー移動時と船の中の移動程度。ほかは快適。
ただ、スキルが2キャラに集約されたせいか、たくさんあるわりににたものがおおく、この辺スキル上げは1回だけなこともあり結構微妙である。数を絞って2段階あげることができるようになるなどのほうが良いと思う(また、マスターした場合どうなるのかもよくわかっていない。ダメージとブレイクの分配などの数値の見方なども)
イース8の呪縛から逃げられず、ほぼ街から出られない狭さ、息苦しさが目立つ9から、ここに着地できたのはとても良かったと思う。全操作キャラのキャラづけ、街の作成コストの高さと冒険はダンジョンのみなど9は制作面のバランスをとったんだろうとは思っているが、10は基本屋外が目立つというのもよかった。
評価
いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。
評価 | |
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システム | ★★★★− |
シナリオ | ★★★−− |
サウンド | ★★★★− |
グラフィック | ★★★−− |
総合評価 | ★★★★★ |