わかりやすい金額

エンジニアの未来サミットのいろんなリンクをたどっていたら面白いところを見つけた。

http://www.escafrace.co.jp/codeexpress/estimate/

なるほど、時間を優先すると高くなる。当たり前のことだよね。新幹線特急料金とか速達とか早い代わりに値段は上がる。

しかし、人月でうけてるシステム業界は時間がかかるほうが値段が高かったりする不思議。そもそもその人月をだした根拠もわかりやしない。


「普通に組むと100日かかるシステムだが、わが社のエキスパートチームなら80日で開発が終わります。その代わり、値段も上がります」というほうがいいよなぁ。システムを1日でも早く動かすメリットというのもかなりあるし、それが付加価値になる。もっとも、システム開発の場合、納期の線引きは非常に難しいけど、慣れた開発環境ならば見積もりは割りと当てになってくるはず。


それよりなによりオンライン自動見積もりは何よりおおよその目安がつかめやすいというのがやっぱりいいね。

システムの価格が概算でこれくらいと書いたサイトなんてみたことないや。新規案件であることが必須として、言語やフレームワーク、ライブラリ、運用環境も当社指定ということならば使い慣れた環境が使えるから大幅に低価格で高品質、短期なシステムが出来上がるんじゃないかな。環境をある程度固定できるなら社内の教育もそっちに向けてしっかりとできるわけだし。

ちょっとした自動化と帳票を出したいだけなんだけれども、システムの開発が出来ないからExcel等で苦労して管理しているというところは非常に多い。VBAでちゃんと入力チェックをしていたりとかそういうこともなかったりして検索すらまともに出来ないとかよくある。価格もすぐに数百万、数千万と要求されるというのもうわさで知っていて発注に躊躇する。そもそもどこに問い合わせればいいのかすらわからない。どこのシステム開発会社のサイトみても金額は一切提示していない。いったいいくらの価格でできるの?と思ってる中小企業も多いと思う。


だから、システム開発も小規模なものなら自動見積もりみたいなの必要だよね。


小さい企業の場合、ソースコードや保守用のドキュメントをもらっても管理者自体が不在な場合が多く不要なので、指定しない限りソースコードは納品せず権利は当社が持つ(あとでこれをカスタマイズして他社に売ってもよいし、ソースがないので事実上機能追加等も当社しか行えない)、納品するドキュメントも最低限のものとすればコストも大きく下げられる気がする。

上であげた納期部分はともかく、もし「通常画面や帳票1つにつき6万円!」とかわかりやすい概算見積もりが出来ているなら、「ほしいシステムは3画面と1帳票だから24万円くらいか」とわかると手軽に見積もりや発注をだしてきてくれるだろうか。