一人のほうが開発そのものはものすごく楽

http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20090312/1236870736

個人事業でずっと開発してきたのに去年の秋から一人で開発することがほとんどなくなったおいらがいうのもあれだけど、一人のほうがたぶん開発そのものは楽ですよ。間になにもはさんでいないので要望がダイレクトに聞けてそれを反映するだけ。お客の喜ぶ姿が直接見れるのもかなりいいです。

開発するにしても2人以上で開発するより成功率は大幅に上がると思います。認識の共通化とか一番厄介な部分がないですから。

ただ、すぐに自分の開発スタイルの構築をするのをオススメします。どういうシステムではどういう開発方法が良いのかある程度即答できるくらいに調べておくべきです。また、中小企業の場合、開発効率の悪いWebアプリはやらずに、低コストで少ない期間で開発できるように、普通にクラサバやスタンドアロンを選択できるようにならないとダメだと思われます。


あと、自宅で開発するのか会社で開発するのかわかりませんけれども、自宅にいるとだらけて仕事をあまりしないで遊んでしまうという人も結構いると思います。とはいえ、公私の混同をするなというのはもう無理で、家にいてもつねに公の立場に近い状態になってしまうようなタイプの人じゃないと長続きしません。


あとは自営業になることも考えているのならポジティブ指向よりネガティブ指向のほうが助かることが多いです。例えば現在、金曜日で、納品は来週の金曜日だったとします。あと2,3日程度で開発が終わるという場合普通に土日休んで月曜から水曜日あたりに完成させ、木曜日に納品前の準備等最終チェックで余裕かなというのが普通の企業だと思いますが、ここで土日に仕事を入れて無理やりおわらせ、月曜日に最終チェック、そこではじめて休みを取る、もしくは納品後まで休まないという考えにならないとたぶん無理だと思います。割り込みはいつ入ってきてもおかしくないですし、個人だとその割り込みに即座に対応しなくてはなりません。そしてそれを解決できるのは自分だけ。

自営は大変なことは大変ですけど、開発そのものはストレスがもっともたまらないお仕事ですから、たぶんびっくりするくらいの開発効率が得られると思います。例えば、昼にちょっと眠いなと思っても、会社では眠い目をこすりながらだらだらやることが多いかもしれませんけど、自宅ならば2時間仮眠とるという選択も可能です。すっきりした頭でバリバリ開発できます。ほかにも、自分で環境を自由に整えることが出来ますから、支給されたPCが遅くていらいらするといったこととも無縁ですし、好きなBGMをかけることも出来ます。なにより通勤時間ゼロは魅力でしょう。1日に使える時間がこんなにあるのかとたぶんびっくりします。

おそらく会社で通勤をして仕事をするのとくらべて2,3倍は成果物の差が出ますね。普段会社で一ヶ月に10画面くらい作れていたなら、自宅ならば30画面くらいはさくっと作ることが可能になるはずです。自宅にいるとついつい遊んでしまうという人意外なら誰でも。

ただ、金銭面(仕事をどう取るか等)のストレスは相当だよ。