ウィザードリィが好きな人がターゲット

幻霧ノ塔ト剣ノ掟

ワーヤーフレームがあったり、扉や壁を1マスと数えない、1フロア20*20前後のサイズ、4種族(ノームはないみたい)などひたすらWIZ好きだけをターゲットにしたつくりに見えます。クリーピングコインに見える敵の説明に「ダメージがほとんどない弱いブレス」というあたりで察するべきです。

これはターゲットを明確にしている時点でありでしょう。どんなにユーザー数が少ないとはいえ、国内だけで数万人はいるわけですから。年々開発コストが上がっているこの時代に、出荷2万と割り切ってPC初期やFC時代のように少人数開発で毎年1作だせる、と考えると3DダンジョンRPGは非常に「あり」といえると思います。据え置きでこの流れがきてないことに多少不満はありますが、携帯機でのRPGの手軽さを考えるとこれを覆すにはかなりの努力が必要でしょう。

後は肝心の出来至大なわけですが、こればっかりは購入してみないとなんとも。過去のシリーズをみるかぎり1作目をしっかり作ったからこそ続編が売れているという例が大量にあるわけで(DQ、FF、世界樹等)、適当に作ると続編は誰も見向きがされなくなるので注意だと思います(例:スターフィッシュのWIZ等)。