気がつけば前回からもう20日もたってしまった。しかももうすぐ6.1が出てしまうという･･･。
今回は予告どおりVisual Web JSFでwoodstockコンポーネントを使ったほうがいいという場合を解説する。
ハイパーリンク
プロパティを見ればどういう機能かは一目瞭然。標準コンポーネントのハイパーリンク（Aタグ）とリンクアクションをまとめたものだ。
それだけならばwoodstockコンポーネントを使う必要はないのだが、標準コンポーネントのアクションリンクではターゲットを指定しても無視されるというバグ（？）がある。他のウインドウやフレームを操作したい場合、標準コンポーネントを使うのはやめたほうがいいだろう。
ただし、テーブルと組み合わせると動的にコンポーネントが生成されるためなのか、高さが設定されていなくて表示がおかしくなることも多いので使い方に注意。レイアウトパネル系と組み合わせるのがいいだろう。
テーブル
標準コンポーネントと比べると非常に多機能になっている。しかしそれが選択する直接の原因ではない。NetBeans6.0では標準コンポーネントのデータテーブルの扱いにバグがあるため使えないのだ。ちなみに5.5.1までは問題ない。ターゲットを6.1として修正してあるようなので6.1が使えるようになるまではやめておいたほうが無難だ。
各カラムに設定可能なコンポーネントはwoodstockコンポーネントのみと非常に使いにくいことになっている。回避方法はグループパネルを設置すること。そうするとグループパネルの中には何を設置してもよいため融通が利く。静的テキスト以外はグループパネルを配置して、その中にコンポーネントを置くようにしたほうがいいだろう。
注意すべきこととして、カラムの表示を右寄せや中央寄せなどができるのだが、これはユーザー数が多いと思われるIEなどで表示が大きく崩れるため使用してはいけない。標準のままにしておくべきだ。とはいえ、右寄せや中央寄せを使いたいことは非常に多い。これもグループパネルを設定後、グループパネルのスタイルシートで中央寄せや右寄せを選択するのが正しい。
