Willcom D4 ひどい有様

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0714/pda82.htm

発売延期して気がついたらAtom搭載UMPCはいろいろと出ている状態(他のはすべて重量が重いが).ネットにつなげるPCのようなものという意味ではiPhoneもでてしまった現在魅力が薄い.価格的にもこなれてるとは言えず,さらに毎月通信料でお金がかかる.iPhoneのように安い代わりに月々金がかかるというタイプならばまだましだったろうに.

しかもバッテリは1.5時間しかもたない.Windows起動して電話機能が動いている状態いないと受信できないということで,もうこれはWindowsマシンにW-SIM乗せただけと変わらない.Willcomの強さを捨てて完全にIntelとMSにおどらされてのみこまれた感じ.せめてAtom搭載の高性能Windows Mobileだったらよかったのに.おそらくAtomの一番低クロック品使っても携帯電話としては過剰に高スペックなはずだ.

大容量バッテリに乗せかえると100gふえてしまうが,どうせ通常の携帯電話の重さではないんだし,大容量バッテリを標準にしたほうがよかったのでは.1.5時間と4.5時間では使用感が違いすぎるだろう.もっとも待ち受けするためには4.5時間でもお話にならないのでさらに大容量にして最低16時間はもたせないとだめだったろうに.

もうなんかかなりひどい有様.まさにこれはひどいといっていい.さすがのmkeiさんもこれに飛びつくことは無理だろう.

PCベースでいいということなら12万も出すのなら工人舎のSCシリーズのほうがはるかにいいだろう.タブレットPCとしてもつかえるため,初心者は使いやすいはずだ(忘れがちだがPC触ったことが無い人はマウスはやはり大変なものだ).この上でWillcomの携帯をもったほうがいい.

http://jp.kohjinsha.com/models/sc/specification/index.html


いろいろときついことばっかりいったが,重量だけはそれなりに魅力的.そろそろ日本のメーカーは500gクラスを挑戦してもよい気がする.レッツノートライトがでてから1Kg前後という重量が変わっておらず,台湾などのUMPCによる低価格攻勢にかなり苦しむはずだ.今まで高値で利益を出しまくってたノートPCの分野もボロボロとなるとつらいだろう.「ノート」を目指す以上,MacBook Airのように薄く,SSD搭載などして出来るだけ軽くしてはいかがだろうか.海外では「ノートPC」とは決して呼ばないのだから日本からこの単語を輸出してはどうか.