任天堂は携帯電話は作らない

任天堂が次世代携帯つくれば面白いのに。

まずないでしょうね。いわっちが社長になるとき先代から念押されてますからね。本業以外をするなと。ゲーム機に必要なチップの製造もしないんじゃないですかね。任天堂は本業以外に手を出して過去に何度も苦渋を飲んでいます。タクシー会社とかホテルとか。

そのせいで借金をすることになり、その後大量の現金保有による無借金経営をすることになります。当たり前ですけど、大企業なら銀行から借りて経営するのは普通です。ですが、それでは真にユーザーを驚かせるハードやソフト作りは無理です。お金を借りるには無難なものしか許されないからです。


実際のところ任天堂はハードメーカーというよりは世界一のゲームソフトメーカーなので、ソフトだけならば可能性はあるのかもしれませんが、自分でコントロールできないプラットフォームからは目新しいものは生まれないでしょう。例えばPSPPS3の上でソフト作ったとしてもWiiFitWiiスポーツ脳トレはうまれなかったでしょう。


FC時代からいままで常にトップの売れ行きを見せた任天堂ソフト(影が薄いと勘違いされるが、実はPSやPS2全盛時代でもずっとソフトシェアトップ)ですが、新しいことは常にしてきてるんですよね。失敗したものも多いですが。

ファミコンのロボットは見事にこけました。

ファミリーベーシックはゲームにおいて勝るSC3000やMSXに汎用用途において到底太刀打ちできないことを証明してくれました。

BS衛星通信を使ったサテラビューは時代の先を行きすぎです。デジタル音声とデータ通信のミキシングとかリアルタイムの音声とゲームのデータ組み合わせとか普通の人は考え付きません。

左右のディスプレイで3Dに見えるように違う映像を見せたバーチャルボーイも見事(に玉砕)でした。

ポケットカメラは携帯ゲーム機にカメラを取り付け、その取った写真を元に遊んだり、ゲームで利用したり、プリンタで印刷も出来る優れたものでした。98年当時はデジカメなんて普及すらしていません。もちろんカメラつき携帯電話なんてありません。

64DDランドネットというプロバイダ等をセットにしましたがさっぱりでした。DCをみてもこの時代のゲーム機とネットの融合はかなりの苦労があるようです。

モバイルアダプタGBではなんと普及した携帯電話対応しました。基本料金0円で使いすぎを防ぐシステム等もありましたがさっぱりでした。基本的にKDDI系でしか使えなかったというのもありますが。



つまり、ネットワーク関係は衛星から固定から携帯電話やら手を出してきましたが、どれもさっぱりでした。WiiのVCのダウンロード数を見る限りWiiのネット接続はそれなりに成功でしょう。なによりNTT東西をまきこんでPCがなくてもBフレッツセットアップしますという力の入れ具合は他を圧倒しています。Wii以外のゲーム機はどちらかというとすでにPCを持っていてネットワーク環境がある人しかターゲットとしていない感じが強いのです。