NetBeans 6.5 RC2でVisualWebJSFをさわる

まず6.1までバグバグだったスタイルのプレビュー機能が直ってる。かなり便利になった。というか、5.5時代にやっと戻った。素直にうれしい。



Woodstockコンポーネントは基本的に使いにくいのは変わらず。scriptによるコンポーネント生成(DOJO)でブラウザによる不具合が出やすいので、JSF標準コンポーネントを使うようにしようという方針もかわらないようだ。

せめてJSF1.2のプロパティくらい追加してもらわないと正直困る。いまどきJSF1.1なんて誰もつってねーよと。

woodstock全般としてラベルが必ず表示されるのが「非常に」困る。ラベルプロパティはJSFで意味のあるプロパティだからだ。非表示にできるといいんだけどね。また、ラベルの表示の強弱があるのだが、これにバグがあるようだ。「弱」と「中」が同じサイズで描画される。「強」だけ大きい文字で表示される。「中」の意味がない。

また、デザイン時は「弱」と「中」が同じで「強」が大きいタイプ、「弱」と「強」が同じで「中」が大きいタイプなど文字の大きさがコンポーネントの種類によってかわったりする。なんじゃこりゃぁ。woodstockコンポーネントは使い物にならないからまともに実装してないのかな。



woodstockコンポーネントの中でもカレンダーコントロールは使いやすくなった気がする。それでもdateFormatPatternプロパティでカスタマイズしても反映されないバグがある模様。一度編集した項目から選択行を移動させて再度選択しなおすか、一度ダイアログを閉じてからまた表示させて、選択しないとこの項目が未設定状態になるようだ。

さらにいうと、ポップアップカレンダーの描画が崩れているのが気になる。というかすぐにわかるのでやばい。ついでにフォントサイズを少しでも変えるとそのほかの描画が崩れだすし、使えそうなコンポーネントにバグを仕込むのがwoodstockはあいかわらずうまい。

というか致命的バグだった「カレンダーコンポーネントの日付が一ヶ月ずれるバグ」がいまだに長期間(確かNB5.5のときからだから2年以上はあるということかな)絶賛放置中で直ってないことを考えると、woodstockはやっぱり使っちゃダメなのかなぁ。JSF2.0では自作コンポーネントが作りやすくなる予定らしいからそっちに期待するべきか。でも、一番の問題は独自のコンポーネントを作るより、コンポーネント登録用のセットアップが激しく面倒というあたり、JSFの改善だけではどうにもならない気がする。NetBeansJSFのメニューからオリジナルコンポーネントの作成とかがないとね。


もう、パレットの初期表示は標準グループを上のほうにしてよ。間違って初心者がwoodstockコンポーネントを触ってバグに悩まされるのを見ているのがつらい。5.5.1あたりまではwoodstockという表記がなかったので被害は甚大だったから、それに比べると今の状態でもまだよくなったほうだけど。あとNetBeansのサイトにあるサンプルはwoodtockコンポーネントを使ったものばかりだから、純正のヘルプが正直参考にならないというのはJSFにとってかなりの痛手かと。

6.1で追加されたバルーンとメニューという使い勝手のよさそうなコンポーネントはあいかわらず実装しにくい。javascriptで呼び出しのコードをガリガリ書くって信じられない・・・。状態が変更されたらsubmitが自動的に呼ばれるというscriptは用意されているんだから、同じようにやってくれないと。


標準コンポーネントではリンクアクションコンポーネントのtargetバグはあいかわらずあるようだ。これを実装したい場合はwoodstockコンポーネントハイパーリンクを使うという回避が今回も必要になるようだ。

軽く1時間触って気がついたのはこんなところかな。