第9夜 NetBeansのコードアシストの基礎

コードを書いていて一番頼りになる補完機能。それだけに理解しているかどうかで大きく生産性に左右される大事で基礎的な機能だ。


単純にクラスの補完とかしてもつまらんので今回は生成系を見てみる。


まず以下のようなコードを書いてみる。

public class Main {

    private int a;
    private String b;

    //
}

ここでフィールド変数の宣言2つの下にカーソルを持っていってCTRL+SPACEを押してみる。

コンストラクタ、ゲッターセッター、オーバーライドが出来るのがわかる。


でも実際のところあんまりこれは使わないと思う。デフォルトコンストラクタ以外は正直使い勝手があまりよろしくない。

そこで使用するのがALT+INSだ。


ALT+INSを押すと以下のようなメニューが表示される。

「何をしたいのか」という純粋にやりたいことが先にメニューとして現れるためにこちらのほうが何倍もわかりやすい。そしてその後まとめて選択をすることが出来る。

例えば「取得メソッドおよび設定メソッド」を選択すると以下のようなウインドウが表示される。

ここでaとbの変数を選択、もしくはすべてならばMainをチェックを入れて生成ボタンを押すと以下のようになる。

public class Main {

    private int a;
    private String b;

    public int getA() {
        return a;
    }

    public void setA(int a) {
        this.a = a;
    }

    public String getB() {
        return b;
    }

    public void setB(String b) {
        this.b = b;
    }
}

このダイアログには最初の変数にフォーカスがあたっているのでスペースを押してすぐに選択することが可能だ、その後カーソルキーで上下を押すなりしていき、リターンキーを押すことで生成ボタンをおすのと同じ結果が得られる。つまり、マウスにはまったく触れないで操作が可能だ。

生成箇所がカーソルのある場所というのも覚えておこう。



NetBeansJava使いの参考になれば。