とりあえず都民になりますた

今日、転出と転入してきた。紙の上では東京都民というわけだ。いろいろと面白いことが分かったので書いてみる。

ちょっとだけ長いっす。

郵便局で待ち構える恐怖

まず、転出の前に郵便局へ行き、郵便物の転送の手続きをする。前回しくじったのがこのタイミングで、転出後にやったら証明するものがなくなってしまったというオチ。今回は普通に完了。というか、転送の証明書みたいなものをもらった。前回はもらってない気がするぞ。

このとき、前にいた婆さんが文句を言ってきた。婆さんが受付を済ませた後、後ろにいたおいらに声がかかった。転送の用紙を渡されてこれを記述して欲しいと。そうすると「なんでアタシを飛ばして後ろの人からやるのよ!」と激しくずっと怒っていた。

おいおい、非同期処理しらんのか。この婆さんNewI/O使ったことねーんじゃねーの?とか思ってしまった。


今回は郵便のほうの受付で整理券はなかったが、郵便局はどんなに大量の人が並んでも、お金を扱う貯金事業のほうは非同期処理を行わない。たいがい時間をくってるのは爺さん婆さんなことが多いので、前に5人いたら、最悪1時間待つことも考えなくてはならない。

一方で銀行は非同期に受付と処理をする。その結果、銀行で15人並んでいようと、5人並んでいる郵便局よりはるかに作業が早い。郵便局はお年寄りの率が半端じゃないので非同期はやってないのだろうなぁと思った。本当に民営化して効率を考えたらここは非同期にせざるを得ないだろうと思う。

いつもどおり話がそれる

いまどきのWebアプリも1スレッドで1ユーザーを処理する方式はすでにやめていて、みんな非同期APIにさしかえてきている。

Glassfishで使われているこのGrizzlyコンポーネントGlassfishから切り離してつかえるようになっている。Jetty等、他のアプリケーションサーバーに乗せたり出来るので良く使われているのだが、20スレッドで1万ユーザーをさばけたという数値が出ているくらい非常にすぐれている。AjaxやComet、リッチクライアント等で接続数が実際のユーザー以上に膨れ上がっている現在では非同期HTTPコネクタは必須のものだろう。

オープンソースなのでソースをみるのもいいだろう。sunは経営面としてはどうかと思うが(^^;)、この2,3年はあきらかに面白いすばらしいソフトをオープンソースでだしまくってるかなりいってる(ほめ言葉)企業だと思う。NetBeansもバージョン3から今くらい本気だしていれば…。本気出してからのこの2年、Eclipseをぶっちぎって賞をとりまくってるというのもなんだかなぁ。欧米で2006年時点でシェア20%だったらしいけど、いまだとどれくらいいってるんだろうか。IntelliJ IDEAのシェアがかなり高いことから察するにいいものはすぐ使われる土壌のようでうらやましい。

そして市役所へ

駅や自宅から遠いので自転車で。行く途中元荒川を端で超えるのだが、そこから撮影。

大量の桜吹雪でした。都内だと先週がピークで今では大分散ってたけど、このへんだと昨日あたりが満開だったかな。


あいかわらずの広い敷地と吹き抜けと厳かな感じのつくり。大概どこの役所もこんな感じだと思う。受付は立ったままで、よばれたりしながらたらいまわし(次は国民健康保険ですからあちらですねとか)にされていくというやつ。移動させられるのが面倒。部署で区切っているからそうなるという例。

転出の用紙も複写式の5枚くらいでそれぞれ教育委員会用とかなんかいっぱいあった。それぞれに印鑑が必要ということから切り取って渡していくのだろうな。ひどくアナログ的。

帰りにもう来ることはないだろうということで市役所を駐輪場からパチリ。かやぶき屋根とかも設置してあったけど、そっちのほうがよい絵だったかも。

転入先の区民事務所へ

駅を出るといきなり綺麗な場所が姿を現す。

電車で毎日この辺通るのだが、桜が綺麗だなぁという風にしかおもってなかった。こんな場所があったとは。

そのまま区役所の事務所へ。

ん、建物というかなんかボロイ。小汚い雰囲気。地方のお金がなくて息も絶え絶え(?)の市役所がどこも綺麗なのにたいして、儲かってるはずの区役所という名前からは想像つかない場所だった。天井も低いし、せまい。

面白いのが接客がお互い椅子に座って向かい合うタイプ。そして、その席には必ず端末が1台ずつおかれていた。

転出、転居、転入の用紙は同一の用紙を使ってチェックするだけなので、今回もまた転出と同様の面倒な書き方をしなくてはならないのかな、と思ったら違った。まず、複写じゃない。ただのA41枚のコピーしただけのもの。そしてこの用紙では印鑑が要らない。住所や名前をかく欄が3つある(新居、旧居、届出した人)のだが、届出人と同一とかいうチェック項目があった。おかげで記入する量が減った。これは素直にうれしい。

その後、担当者が端末を操作して印刷。それに印鑑や自分の名前を記述した。なるほど、データは真っ先にデジタル化するわけだ。そしてすぐに受付に入れるように記入する量が少なくなるような工夫など、正直あまりの違いに驚いた。転出元の市役所ではそのまま書いたおいらの汚い文字が原本として使われるのだろう。あと、地図で場所はここですね?と建物を指差していた。こういう確認されたの初めてだわー。

結局たらいまわしにされることなくその1箇所ですべておわり。その間担当者が変わることもない。斬新すぎ。というか、ユーザーのこと考えたら部署ごとに担当者が変わってあちらへ行けといわれるのはおかしいよな。


帰りには先ほどの綺麗な場所を橋の反対側から歩いてみた。

水が流れていて綺麗。桜の花びらが流れてるわ。

外人さんがよろこんでいたけれども、海外にはサクラってないのかな。

写真はすべて930SHにて。のせてるのは圧縮してるので汚いけど、こういういい携帯のカメラをもつとどんどん公園めぐりして写真取りまくりたいわ。


引越し自体はまだしていなくて、旧居なわけだが、とりあえず大きい面倒なことをかたずけたという感じ。