これはひどい

http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/340/958/html/intel-06.jpg.html

この記事のではCor 2 Duoとの比較と書いてあるが、実際はCoreDuoとの比較。

バスクロックが何でこんなに低いんだ?とかT5300(クロックやバスクロック、キャッシュ容量も同じ廉価版)の間違いじゃないのかとおもっていたが、よくよく見てみるとCoreDuoだ。

前世代ではなく、前前世代のCoreDuoを持ち出して比較しているあたりにCPUの性能部分でアピールできないIntelのつらさがわかる。前世代との比較だとT5800あたりになってしまって性能差があまりないということになってしまう。

デスクトップにしても普及価格帯だと総合キャッシュの容量が減っているように見えるし。新しいCore i5が2コアになったことでCore i7との差をつけることに成功したのはいい(旧Core iはどうみても差別化に失敗している)のだが今度は同じ2コアということでCore i3との差別化が難しくなっている。SMTとターボブーストだけでは正直効果が体感できるか不明。思い切って3コアとかじゃないと無理ですね。GPUクロックの差別化もしてないし。ただ、デスクトップや上位製品ほどGPUは外付け使う率が増えると思うのでこの部分で差別化が難しいというのはよくわかるんだけれども。

ローエンドがPentiumブランドじゃなくてCore i3ブランドにしてPentiumブランドすてればよいのにね。もしくはCore i3はSMTいれて1コアにして従来のCeleronを狙うような感じで。

Core i5は旧世代とのあまりの構成の違いで混乱が見られるなぁ。



それでも内臓ビデオの性能が大幅にあがっているというのはノートPCではかなりいいけどね。チップの発熱等で苦しむノートPCの場合ターボブーストがどれだけ聞くのかわからないし。デスクトップですら効果があるかどうかわからないといわれてるのに。

というわけでノートPCはCorei3あたりが安定していいんやじゃないでしょうか。低電圧版が用意されていないあたりもユーザーが惑わされない(Corei5やCorei7はLV(低電圧版)とULV(超低電圧版)もあるのでややこしくなる)だろうし。

WindowsXPでは1.6GHzあたりがちょうど快適に使えるレベルなのでそれより重いWindows7ならば2GHzを超えているCorei3なら大丈夫じゃないでしょうかね。

あとLVやULVはGPUのクロックも大幅に下がっていくのでCPUのクロックの低下以上に遅いと感じやすいはずです。まぁAtomや超低電圧版PentiumM/Core2あたり触ってる人なら思ったより重いなというのは体感として判ると思いますけど。