Amazon CloudFrontは想定どおりすばらしい

CloudFrontは触る前から、そして触った後もすばらしいプロダクトなのがわかります。こういうシンプルだけど効果が大きいってのはいいですね。

静的ファイルはApacheで配信してサーバーのネットワークやストレージに負担をかけるのではなくて、真に動的コンテンツだけサーバーで処理するという使い方がいいかと。そうするとサーバーもグレードが低くていいですし。静的ファイルのアクセス数って半端じゃないですからね。それが原因で肝心の処理がとまるのはつらい。

使い方が簡単、効果もてきめん。Amazon WebServicesでもっとも敷居が低く手をつけやすいので導入してみるとよいでしょう。



で、mixiアプリですが、国内VPSを利用していたこともあって、CloudFrontを利用する前からたぶん問題ない速度だったと思います。東海岸のEC2やGAEだと起動おせーという感じになりますけど。

でもCloudFrontやってわかったことが。


mixiって海外からもつないでる人はいます。


国内のサーバーだとたいていのmixiユーザーにとって問題ない速度でしたが、彼らはどうでしょうか。われわれがEUや米国東海岸の遅さを感じているように、彼らも「日本のサーバーおせー」とおもっていたのではないでしょうか。

それがCloudFrontによってそれぞれ接続元から近いエッジサーバーからのダウンロードをしてくれます。こちらは一切手をつけずに、日本国内のユーザーも国外のユーザーも恩恵が得られたわけです。

まあmixiのサービス呼び出しが遅いとかありそうなのでどこまで快適になるかはわかりませんけど(次のアプリではここも多少は改善される見込み)。


1つのリージョンからのみのアクセスを考えると米国西海岸が一番バランスは取れてるのだろうな、という気はしますが。まぁいいものはいいです。


ちなみにColorBlockではファイル転送そのものよりもHTTPリクエスト数のほうが課金額が大きいです。なのでここを最適化すると大幅に安くなります。今年は4本作る予定なので4本作り終わってから順次手を入れましょうかね。今作成中のはもう手を入れる時間がないですが、その次は最初から手を入れる予定です。

ちなみに、すでに配信しているColorBlockはパズルゲーム、次のはアクションゲーム、その次のはRPG、その次はSLGあたりを予定しています。節操がないですね。今年はユーザー層の統計がほしいのでこれでいいんです。