Amazon Web Servicesが日本上陸した衝撃
早くもIT技術者にとって今年最大のニュースじゃないですかね。
http://aws.typepad.com/aws_japan/2011/03/now-open-aws-region-in-tokyo.html
海外の欠点はレスポンスの悪さだった。シンガポールリージョンは結構早いけど、それでも国内VPSにくらべてかなり分が悪い。一方でGoogle AppEngineにくらべてこのリージョン選択はメリットだった。GAEは東海岸並みの遅さだったから。
それがすべて解決する。
また、データが近くにあるということは運用時のデータメンテナンスの実行時間が大幅に減るということ。今まではそのデータベースおいてるリージョンと同じEC2上でバッチ動かすとか面倒なことが多かったけど、この距離ならコマンドライン等からアクセスして終わり。らくちん。
場合によってはCloudFrontとの併用もしなくていいかも。
すげーよ!
いや、でも逆に考えると米国在住だとGAEやAWSがこのスピードで動いていたんだろ?日本という地理的要因だけでだいぶ不利だった。クラウドはかなり意識して使うものだった。
クラウドが当たり前になるってのはこういうことをいうのだねぇ。
せっかくなので日本リージョンでSimpleDBのレスポンスを計測。
日本以外は前回のここを参考に。
http://d.hatena.ne.jp/shin/20110115/p1
今回はなんと同じ検索で…47ms!
バッチでのデータプットもやってみたけど、5件で78msの書き込み。早い!
ここまで早いとスケールしてデータは安全なSimpleDBを使うというのはありだ。
EC2は高いから国内は格安VPSで、サーバーはたまに落ちるのはしかたないけど、データは消えないようにとかいう選択肢もある。EC2とセットと考えないほうが融通が利くかも。
それどころかここまで早いと普通にスタンドアロンのアプリでデータをSimpleDBにおくというのは十分ありだと思う。
いやーいろいろと妄想が膨らみますね!個人レベルでも強力なサーバーを立ち上げれるわけで。ソーシャルアプリはやはりレスポンス大事だし。いや、ソーシャルにかかわらずだけど。