NetBeans6.0のVisual Web JSFでSpring2.5を使ってみる その4

今回はSpringの設定を行います。つまらない内容ですが、単純に記述するだけなので特に難しくはないと思う。

まずweb.xmlのアプリケーションリスナーにSpringを登録、またSpringの環境設定ファイルの場所を指定する。
場所はここです。


開くと以下の画面が現れます。


Webアプリケーションリスナーの追加ボタンをクリックします。
「org.springframework.web.context.ContextLoaderListener」
という1文を入力します。本当は参照させたいのですが、NetBeansではソースしか参照できません。

続いてコンテキストパラメータを設定します。追加ボタンをを押して、

  • パラメータ名に「contextConfigLocation」
  • パラメータ値に「/WEB-INF/spring-config.xml

をセットします。

上記2点を設定すると以下の画面になっているはずです。


先ほど入力したコンテキストパラメータはSpringの環境設定ファイルを置く場所を示しています。
WEB-INFディレクトリにspring-config.xmlを作成します。

内容は

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<beans xmlns="http://www.springframework.org/schema/beans"
       xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
       xmlns:context="http://www.springframework.org/schema/context"
       xsi:schemaLocation="http://www.springframework.org/schema/beans 
           http://www.springframework.org/schema/beans/spring-beans-2.5.xsd
           http://www.springframework.org/schema/context
           http://www.springframework.org/schema/context/spring-context-2.5.xsd">
               
     <context:annotation-config />
     <context:component-scan base-package="springtest.beans" />
     
</beans>

です。この文章をコピーして張り付けるといいでしょう。
この環境設定ファイルの意味は

  • アノテーションという仕組みを使って記述するということ
  • 「springtest.beans」というパッケージをSpringが参照するということ

の2つです。あまり深く考える必要はありません。

最後にJSFの環境設定ファイルにSpringのアクセス方法を指定してあげます。

追加する内容は以下のとおりです。

<application>
    <variable-resolver>org.springframework.web.jsf.DelegatingVariableResolver</variable-resolver>
</application>

の設定の上に書いておくといいでしょう。

これで設定は終わりました。次回からコードを書いていきたいと思います。