Slim3の資料発見

ここにあった
http://groups.google.co.jp/group/jsug


パワーポイントは持っていないのでビューアを先にダウンロード.フルスクリーンのスライドショーでしか見れないところがちょっと面倒(メモがとれないし)だったけど軽く見た感じではやっぱり最初の発表と近い印象かな.ただ,ベースがSpringということでその分を考えると見方は変わってきたと思います.

  • 環境設定はwarアーカイブ内で持ちたくない.JNDIで取得するべき.そのための利用しやすいObjectFactoryを用意してもらえるといいのかも
  • SpringベースだとたぶんS2JDBCは使わない.JPAをベースとしてHibernateなどベンダ固有の機能で回避していく作りのほうが多いと思う.あとはJDBCテンプレートとか
  • AOPがあんまり便利に見えなかったけど,これはシンプルさを追求した結果かな.これだとやれることが少ないわりにEJB3より敷居は高く感じるかも
  • DIがこれだけシンプルだと同様に非常にシンプルなEJB3.1がでると駆逐されそうな感じに見える.違いは当たり前だが,Web固定ではないEJB3.1はrequestやsessionスコープをもっていないくらい.でも,WebBeansと組み合わせるとどうなるだろう?
  • @AutowiredとかSpringのアノテーションを書いてもインジェクトしてくれるの?されないとしたらSpringの上に構築する意味があまり…

既存のDIコンテナの上に構築するとなっただけでかなりイメージは変わるなぁと思った.個人的にはWebやDB部分がほとんど用意されていないGuiceの上に構築したほうが,ライバルが多いSpringで戦うよりも有利ではないかと思ったり.たしかレッドオーシャンは避けるとかいってなかったっけ?GuiceのいいところはIDEのサポートが一切なくてもきっちり作れるところで,Eclipse系しかサポートしてくれないseasar方面と相性はいいのかなと.


一応いいところもいっておく,CoC最高とかでわけわからなくなったSeasar2.4より,明示的なアノテーションによる定義は,よりJavaらしいと思うのでこの方向は歓迎.Seasarは2.3時代のほうがバランスよかったような気がする.