仮面ライダーブラック 「誰にもお前の首は渡さん」
仮面ライダーブラックの単行本読み直していたらまた実写を見たい病が。
日本人は仮面ライダー成分の補充が定期的に必要なのです。
仮面ライダーブラックは初代仮面ライダーのように悪の組織にさらわれて怪人化の改造手術を受け、洗脳の前に逃げ出し、人間のために戦うという基本路線です。違うのはさらわれたのが自分ひとりではなく、親友も一緒にさらわれたこと、主人公とその親友は世界の支配者となるべく特別な改造をうけていることです。
殺し合い、勝ったほうが世界の支配者となる。もちろん脳改造されている親友と戦うことになります。結果、仮面ライダー対仮面ライダーというわけです。
BGMとか挿入歌がすげーいいよね。仮面ライダーブラック&RX。
CGとかもない時代でよーやるわーとか。
まさか仮面ライダーが負けるなんて…
最終決戦。バトルホッパー…。バビル2世のしもべみたいなもんですね。
最後まで人の心は取り戻せず。
これをみるとライダーパンチやライダーキックが体にかなりの負担がかかって連発できない技だとわかります。だから今までのライダーも最後のとどめ専用なんですね。
しかし続編の作品にて再登場。ライダーを倒すということ以外の記憶を失っています。
死の直前にして人としての記憶を取り戻す。「誰にもお前の首は渡さん」かっこええ。
こうしてならべてみると最後の花につつまれているシャドームーンはブラックの決戦時の自然を意識した風景を思い出しますね。自然破壊をなんとも思っていないブラック時代との対比か。
やっぱりおいらくらいの世代だとこういうストレートな熱血ストーリーはもえますなぁ。
今ではライバルキャラが「お前を倒すのは俺だからそれまで死ぬな」みたいなのはすでにお約束化してますが、特撮でここまでかっこいいのをやったのはこの作品しかしらないです。
今の少年漫画の方向性を見てると、こういうストレートな精神論的なものは若い人はかっこわるいと思うかもしれませんが、おっさんを理解するには良い作品だと思います。