http://www.nintendo.co.jp/n10/interview/mario25th/vol2/index.html
非常におっさんホイホイな内容ですね。30歳以上じゃないとついていけないと思われます。まぁ25周年の話なので当たり前ですけど。
上村
それにファミコンは、
テレビのアンテナ接続端子に接続して使用していたため、
上手くアンテナ端子に接続しないと
テレビが映らなくなるようなこともありました。
ファミコンが売れはじめてからは、
コントローラのボタンが戻らないわ、ケーブルが切れるわ、
テレビが映らないわ、という
三つどもえのトラブルに巻き込まれたんです。
当時はRFでつないでましたからねぇ。PCエンジンも初代はそうでした。ビデオ端子が普及するのはそこから2年後くらいでしょうか。
アンテナ線にわりこんで使ってよくTVが壊れるとかいわれてましたね。また、コンピュータゲームが嫌われていた時代だというのもよくわかる。
あの線がよく切れるのでなんどもハサミで周りを切ったり手馴れていったものでした。最終的においらは手元にあった針金使いました。接点部分を削ってこれつかったらきれいに写りました。太いので切れることもありません。ただ、むき出しの表面をさわるとびりびりしびれました。
上村
で、本来なら『ドンキーコング』を移植したいわけですから、
業務用で使われているCPUを使うのが手っ取り早いんです。
ところがリコーさんは、自社でライセンスしていることもあって、
6502を売り込んできたんです。
ところが、社内で6502を採用したいと言うと、
「上村部長はゲームをつくっていないから、そんな判断をするんや」
とまで言われてしまったんです。岩田
社内の技術者の抵抗にあうくらい、
社内の人たちも使ったことのないCPUだったんでしょうね。
当時は、8ビットのCPUとして最も普及していたのは
80系と呼ばれた8080やZ80などのCPUでしたし、
『ドンキーコング』をはじめとした業務用ゲーム機などでは
80系のCPUが使われることが多かったですからね。
8080系はデフォ。スタンダードはZ80でしたからね。6502系できてたのにGBがZ80搭載したのは驚きましたけど。SFCでは6502の流れの65816ですしね。ただ、これは互換性を当初ももせる予定だったといわれています。
アキュムレータなアーキはC言語と相性がよくないと思うのでいまのCPUしかしらないとなんでこんなことになってるのか理解できないかもしれませんね。レジスタリネーミングないとほとんど並列化できそうにないですね。
当時はコンシューマ用CPUの速度がメモリと比べて大幅に差がついていなくて、キャッシュメモリもありませんでしたからメモリが事実上広いレジスタみたいな感じでした。また、マシン語で書くのが珍しくないことから64KBの空間は結構広いものでした。32bitCPU時代になるとCPU内部のレジスタ内でくるくるまわすのが重要になってレジスタが少ない=最適化しにくいとなって、ある意味8/16bit時代のような手軽さはなくなってしまいましたね。
ファミリーベーシックでハドソンの名前が出てきたり、ナムコがファミコンをリバースエンジニアリングで解析したとか面白い内容となっています。ほんと、当時のハドソンとナムコは神だったのです。今ではそんな面影がないですね…。残念ながら。