mixiアプリの新方式がやっと使えるようになった
http://developer.mixi.co.jp/news/news_apps/010172.html
新方式でもアプリケーションのインストール状態を取得、フィルタリングできるようになった。
これができないおかげで、新方式は事実上使えないものだった。
前進した。というか、やっと新方式がスタートラインにたった。
そう、あくまでも入り口に立っただけ。
ただし、Oauth2ベースの仕様ということでかなり開発側は手間になったのは確か。
一方でドメインが同じになったため、通信がしやすくなったと思われる。今まではPCはmixiのサーバー経由でしか通信が出来なくて、問題のきりわけが出来ないことが多かった(どうも動作が怪しい)が、それがなくなるので解決はしやすくなるはずだ。
ただし、認証のダイアログがでるような仕組みはきついんじゃないかなーという気がする。mixiアプリ立ち上げて、「こういうものにアクセスしようとしていますがよろしいですか?」ってきかれたらびっくりして閉じちゃう人もたくさん出るんじゃないかなぁ。
これを問題ないといえる人は技術者だけでしょ。こういう細かいものの積み重ねがmixi離れを加速するのかも。ユーザーも開発者も。
少なくともmixiのプラットフォームでの開発はかなり大変。それは技術じゃなくて、いきあたりばったりでいきなり仕様が変わったりとかそういうところがね。それで開発者は離れてしまってると思う。実際新ID方式が完全移行したときアプリが一気に減ったよね。ユーザー数かなりか空けるものでも。
これで新方式にみんな移行するのだろうか?
少なくとも既存アプリは動きが違いすぎて無理だろうし、新規に作るアプリでも新方式はサーバーが必須になってしまっているため個人などではお手軽感はない。やり取りもめんどくさくなってるし、ダイアログを再度開くとリダイレクトで動いてしまい、クライアント側のステートがすべて消えるってのはかなりWebアプリとして致命的だ(リフレッシュトークンも期限切れがあるため)。
「こんどのmixiアプリ新方式は開発しやすくなったよ!どんどん開発してくれ!」ってものだったらみんな新方式に移行するとは思うんだけどねぇ。旧方式は使えなくなります、というときがくるまでは新方式は使われなさそうだ。そしてそれが強制されたときは新方式に移行するのではなく、ほとんどのところは撤退するだろうね・・・
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とはいえ、今のところ個人レベルで万単位のユーザーを相手にアプリを配布できるのはmixiくらいしかないわけで、mixiはぜひユーザーまたは開発者の方向を向いてほしいものだ。