JSFのRIのsandboxが面白そう

Mojarraという名前になったJSFのRI。実装が単体で手に入るようになり、JBOSSが採用するなど勢いがあるように感じられます。

sandboxを見る限り、ほしいと思われる機能がはいっていて、「これ、woodstock誰も使わなくなるんじゃないか」と心配になったり。YUI(Yahoo! User Interface Library)サポートが多いようで、さくさく動いくのが予想されます。そしてVisualWebJSFで簡単貼り付けによる動的ページ生成が実現すればよりWebアプリ開発が容易になるでしょう。jsfのタグもシンプルなようで、手作業で実装するのも容易そうです。

目に付いたコンポーネントは以下のとおり

コンポーネント コメント
PrettyUrlPhaseListener GETパラメータをコンポーネントに注入してくれる。自前でrequest解析せずにすむので便利に。BtoCなどオープンな場所で使いやすくなると予想。
calendar YUIのカレンダーコントロール。機能も豊富でwoodstockの立場がなくなるコンポーネント筆頭。
download バイト配列を好きなmimeで送信可能になるコンポーネント。シンプルで扱いが容易でpdfとか使う場面はかなり多そう。
HTML editor CMSを実装する場所というのはどんどん増えていくと思うので、今後最重要コンポーネントになる可能性もある。業務の報告等もただのテキストではなく、各種装飾をすることによって見やすくなる可能性もあるし。これだけはTinyMCEのコンポーネントを使っている。
selectItems 通常のDTOをそのままドロップダウンリスト等に使用できるようになる。JPAとの相性はよさそうで、selectItemへつめなおす作業がなくなるため開発効率は上がりそう。woodstockの立場がなくなる第2弾。
tabview シンプルで高速なタブ。woodstockのタブが非常にヘビーで、リクエスト経由でないと更新されないため、完全に置き換わりそう。woodstock殺し第3弾。これもYUIコンポーネントを使っている。
menubar いわゆるGUIコンポーネントに良くあるメニューバー。業務Webアプリはいかにクライアントサーバーのように扱えるか、がポイントになるので重要。YUIコンポーネント
context menu いわゆる右クリックであらわれるメニュー。ブラウザの挙動で苦労するタイプなのでこれがあるのはありがたい。YUIコンポーネント

これらが実装されたら、woodstockは正直テーブルコンポーネントくらいしか使い道がなくなりそう。もっとも、テーブルは最重要コンポーネントなのでそれの扱いが得意なうちはwoodstockはまだ大丈夫なのだろうけど。

個人的にはYUIのシンプルダイアログコンポーネントが一番入るとうれしかったり。ちょっとした確認をしたりする場合モーダルにしてくれるってのは便利です。