単純に予算がないから

http://d.hatena.ne.jp/Nagise/20090322/1237723661

単純にx86にかけるインテルに対抗できるほどの予算がないからでは。

x86ってCPU的には非常に効率は悪いですよね。でもここまで気合で高速化してきた。それはやはりx86の市場が大きいことで使える金も大きいということ。他のハイエンドRISCチップに比べたコストパフォーマンスは正直異常なくらい。

効率が悪かろうが大量の金があれば多少の不利などひっくり返せるという証拠。

ネイティブコードだとやはりどう性能のチップが作れたとしたらフットプリントは軽いと思う。そうすると消費電力あたりの性能もまず上だろうし、今流行のエコということになる。

あと、スタックマシンだというのもネックかな。当時ですらなぜスタックマシンなのかといわれてた気がする。サイズを小さくする必要はあったけど、あの当時はむしろ絶対的な速度のほうが足りてなくて、ちょっとしたアニメーション用アプレットしか考えられていなかったのかも。

個人的にはゲームとか動画とかそういうのをやろうとするとインタプリタで動くのがネックになるから、クラスロード時に一気に最低限のコンパイルをかけて欲しいかな。いまだとメソッド単位で呼ばれたときにしかコンパイルしてくれないので非常にコントロールが難しい。例えば安定させるためにはゲーム開始前に使用するクラスのメソッドをダミーで呼ぶとかしないといけないし。


話はそれるが、95年に発表したということは、それよりはるか前から開発をしていたわけで、それであの言語仕様があの時代に出来上がっていたことが個人的には驚きかな。1.1で大きく直されたり廃止になったのはたくさんでたけど、基本文法は完成していた。C++がまったく普及してないあの時代であの完成度は正直異常といってよい。