とりあえず、IT業界ってなに?という人は最初の区分見といたほうがいいです。分かりやすく説明してあります。
あと、羽生さんって方が話の流れを作ったり助け舟出したり非常にいい役目してますね。こういう潤滑油のようなのが出来る人はほんと貴重ですね。
気になったのは若い人が多いなぁってこと。おいらがおっさんになった感じるわけだ(感じるだけ)。
おいらはごくごく一般的なマイコン族なのですが、対抗して軽く歴史を振り返ると…
- 小学校のときファミコンをねだったら親が買ってきたのはMSX。16KB増設メモリ(5000円くらい)とデータを音声で記録するデータレコーダ(1万円こえてるはず)も。
- 王家の谷やハイドライドをやりながらBASICを学ぶ
- 多色刷りに感動する(この時点では原理が良く分かっていない)
- 太文字やグラデーションの文字にはまる(毎回起動時間に5分とかかけてた…今思えばここはコメント化してデバッグしたほうがよかった)
- 中学校でハンドアセンブル。あまりの速さに「4MHzでこれだけ早いのだから8MHzだったらもうそれ以上早いのは必要ない」と思い始める
- フロッピーディスクの超大容量かつ超高速な外部デバイスの性能に驚く。2HDというものがあるらしいが1MBなんて誰が使いこなせるんだと鼻で笑う(リニアなメモリ空間が64KBのときなんで)
- サンヨーのMSX2+付属のべーしっ君に感動する。MSX2+自体も最強の完成度。サンヨーはMSXで一番輝いていたメーカー。異論は認めない
- 高校でX68000 XVIをゲット。X-BASIC/C言語に触れる。いろいろと不具合が出る初期ロット。店頭に並ぶ前にかった。エキスパート2を買いに行ったら親がこっちにしなさいと発売直後のXVIをすすめられたのだ。父のパソコンを越えろ!
- 専門学校でCOBOLを知る。JavaがいまだにCOBOLの数値計算に追いついていないのに驚くのはずっと先。COBOLを馬鹿にしてよいのは触ったことがある人だけね。
- 1年生のときのCOBOLは必死に勉強して覚えたが、2年生のC言語の授業が簡単すぎて泣く
- 就職してNT3.5にはじめて触れTCP/IPというものにはじめてさわる。「IPアドレスというのがぶつかってなければいいみたい」そんな時代。
- Access、のちにOracle7でSQLを覚える(それまではRDBではなくカード型DBとかが主流)
- win32がすげーと思えた。当時は95でてないからwin16がデフォ。真っ先に飛びついたのはもちろんCreateDIBSection。
- C++を上辺だけ(当時は行コメントが出来るC程度で十分だったし、そもそも標準化がまともにされてない)
- DelphiやC++Builderラブ
- GameSDK(のちのDirectX)あたりをうろうろしてビデオチップごとの違いが吸収できていなくて繰ろうする
- そして98年あたりからJavaを本格的に開始(もっと前には軽くは触っていた。いわゆるアプレットによるアニメーションが流行ったとき)
- Javaならまずは通信だろうということでJavaではじめて食ったソフトはソケットプログラミングだった
- JDBCに衝撃を受ける。それまではベンダごとにクライアントライブラリが違うのは当たり前で命令もみんな違っていた。そこがインターフェースになっていたのに当時はみんな驚いていたはず
- sunからApacheへ寄贈されたTomcat3でWebアプリをさわりはじめる
- Tomcat 3.3から3.4で大幅に変わっていてうごかねーと嘆く
- このあたりに独立
- JavaSoundがJDK1.3でやっと搭載。DirectSound触ってるとその綺麗なラップ具合に喜ぶ。ひそかに業務アプリ的にはProxyが重要だと思うが、使われるのはずっと先
- Tomcat 4のwebappコネクタのバグバグに憤りを覚える
- JDK 1.4でフルスクリーンやマルチディスプレイの情報、ページフリッピング等、ネイティブなVRAMアクセスが出来るようになった。ImageI/Oの搭載も大きい
- webappコネクタ廃止に喜ぶ
- JBuilder 6からNetBeans 3.51へ乗り換える(しばらく試していたが、JDKの対応の柔軟さがかなりよかったため。Swing使った案件ばかりだったし)
- JDK 1.5での言語機能追加に喜びつつも、細かい小粒のAPIの改良にもっと喜ぶ(BigDecimalとかjavax.sound.sampled.AudioSystemあたりが筆頭)
- JOGL(JavaでOpenGLを触るラッパ)がついに1.0になり、この時点でJavaでゲーム開発は何でも出来るようになる
という経歴だったりします。ごくごく一般的なので面白くもなんともありませんね。PC暦は24年目かな。仕事として食ってるのは15年目というあたり。
とりあえず机上デバッグは大事だと思います。ハンドアセンブラ世代なので同世代の方なら当時はみんなしていたと思いますけど。なんせ、保護が無いからミスれば暴走。そういやプログラミングがエキサイティングでなくなったのはバグ仕込んでもOSやマシンが落ちなくなったからかも。当時は本当にセーブの大事さとか教えられたぜ…。カセットテープだから面倒なんだけどね。カウンタ記述しておかないといけないし。