福島第1原子力発電所についての一般的な知識
震災後マスコミやネット等で普通に大量に原発に着いての情報があふれました。それについての知っていることについてのまとめです。
もし間違っているというところがあったとしてもそれはマスコミからの情報の出し方の問題なので気にしないでください。一般的な日本人が知っている情報の確認ということです。
- 福島第一原発には6機の原子炉がある。
- うち稼働中は3機
- 地震と同時に制御棒挿入までは正常に動いた
- ただし、稼動していない原子炉においても燃料プールに大量の使用済み核燃料があり、ここも危険な状態に
- 5,6号機の被害が軽いのは1〜4号機より高い場所にあったため
- プールは格納容器等と違い、安全面においてかなり劣る場所である
- 廃炉にしてでもすばやく対処するといった決定が遅れた原因は営利企業のため
- 国内向けの原子炉のドライウェルベントにはコスト削減のためフィルターがない(フランス輸出向けは必須とのこと)
- そもそも想定の耐震性がかなり低い
- 2号機は特に炉の破損がひどい
- 1から3号機ともにメルトダウンしてる(ずっとしてないといっていたが、最近急に全部ダメくさいといい始めた)
- INES暫定評価はレベル7。チェルノブイリと同等。対応の遅れを回避する目的もあるのでは
- かなり初期から深刻な情報であったが、いろんな情報を伸ばし伸ばしに
- 特に12日あたりの報告がおかしい。具体的なことは首相は一切言わず。
- 地上も海水も結構な汚染。特に飯館村は30km圏外でもかなり高い数値だが、総被爆量がかなりの数値になってから避難指示
- まだおさまっていない。今後放射性物質が増える可能性もある
- 汚染水が多すぎて作業がなかなか進まず
- 実は原発は低コストではなく、高コスト。事故が起きなくてもかなりの金が国からつぎ込まれてる
- 正常運転していても実は環境に悪い(海水をあたためすぎている。この辺参照)
以上のことから以下のように考える。
- 全体的に重大な事故が起きる原発は一民間企業がコントロールしていいものではない
- 使用済み核燃料プールの安全性は原子炉本体にくらべてかなり甘く見積もりすぎでは
- 原発が複数並んでいるとその分対策が大変
- 制御棒が刺さっているので絶対安全といい続けてきたけど、結果はご存知の通り
- 日本では原発の安全性を考慮する仕組みになっていない(全部お抱え)
- そもそも事故など被害が出た場合に対処がまともにできない。原子力爆弾を保持しているような国の場合このへんのノウハウがありそう(でもソ連のように隠すのは問題外)
- 東電の隠蔽体質はこれだけ重大な事故でも直らず
また、他の地域の原発や再処理施設を見るとわかるが、外部電源喪失は震度5程度で普通におきる。特に六ヶ所の再処理施設がコントロール不能になるのが一番怖い。
こんなところかな。普通にTV等で仕入れることができる情報としては。
正直暴利をむさぼるために他の電力会社の区域からの送電で融通が利かない仕組みにしてるのは論外だと思う。同じヘルツ帯でもぜんぜんだもんなぁ。