ダンジョンエンカウンターズ クリア

概要

あのスクエニがグラに依存しないRPGを作った。

ということでプレイ。

理不尽さはレトロゲームにありがちで、その再現ともいえなくもないが、いろんなところが40階程度位からぼろが出てくる感じあり。

グラはそれほどコストをかけなくてもよいとは思うが、それでもあれはやりすぎだとおもうし、マップを塗りつぶすのがおもしろいわけでもない。そういう仕組みではないし。そして塗りつぶしはスキルのため仕方なくやる感じに。

んー。

システムも練られていない

グラにこだわらないのはわかった。ではシステムはというとシステムもねられてはいない。未入手の武器防具のステが公開情報だったりはありだなとは思うものの、ほかは本当にねられていない。

スキルは回復が戦闘中しか使えなかったりするのがかなりの疑問。移動中のスキルが存在しないならそういう理不尽さも昔を再現とかで分かるのだが、残念ながら移動用のスキルもあり、HP回復のためだろうか、高階層ですごい弱い雑魚が出現したりしている模様。これってへんじゃない?

操作性が悪い

UIもわるい。武器や防具でしっかり価格以外でステータスも表示されているとよいのだが、カーソルを合わせないと効果がわからない。

総じてプレイすればするほど粗が目立つゲームだった。

クリアするまで全滅は2,3回ほどしたが、その復旧が大変だった。LV90超えてもサクッと死ぬ恐怖。それはこっち全員のATBゲージを0にするという攻撃をずっとかけられて何もできずに死んだというところ。

装備に関係なくHPを強制的に1にするスキルと強制的に1ダメージを与えるスキルってのもあったな。

戦闘スキルは豊富に使えるものでもないため立て直しは困難で、サクッと死ぬことにより、立て直しができるケースはほとんどなく。

まぁ全滅は昔のゲームではあること。今どきいきなり雑魚敵にメガンテを打たれて終わるといった感じのものが出てくるとは思わなかった。

それでもLVをあげて物理で殴れば済むゲームのため、いわゆるRPGという仕組みそのものが優れているのだなと。

お話

お話は全くなし。キャラクターの設定テキストがあるが、それだけ。層の説明とかもないしみためもかわらんしフレーバーテキストは本当にそこだけなので断片的な手掛かりから想像して楽しむ余地もほぼない。

中ボスも一切いない。階層ごとにいればよかった気がするなぁ。

BGM

BGMはクラシックのアレンジだが、とくにすぐれているものでもないため、聞いていて不快感のほうが強い。

パロディウスのようながっつりした聞きごたえのあるものならまだちがったかもだけど。

総じて

RPGをやろうという人にお勧めできるものではない。

グラにこだわらないといったものの、世界樹くらいのシステムぶっこんでくれるとよかったのだがそんな戦略性もなく、テキストも弱く、個人のゲームくらいの完成度と思ったほうが良い。

グラにコストをかけないというのは選択としてはよい。その代わりテキストが優れるとか戦闘システムが優れるとかそういうのを期待したかったのだがそっちも省いた、中盤からやる気がなくなっていったのはかなりだめだめだ。

スタッフロールを見る限りかなりの人がかかわっているようだ。まじで?

昔からゲームをやっている人種にとって、理不尽な内容などは許容できるものではあるが、システムのやるきのなさはちょっと耐え難い。それよりは「システムこういうの思いついたんだ!これならいけるはず!」ととんがってみて、結局そのシステムダメだったね…後から考えるとこうしたほうが良かった、というような作品のほうが自分には刺さるっぽい。

一応遊べないわけではないが、遊びきれないほど毎週ソフトが出まくっている現在、ほかのゲームをやったほうが良いと思う。

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★−−−
シナリオ ★−−−−
サウンド ★★−−−
グラフィック ★★−−−
総合評価 ★★−−−