今のほうがはるかに勢いがある

「エンターテインメント業界においてゲーム業界はテレビ、映画などと同等の規模で、成長についても堅調。でも日本のゲーム業界は今も主役の一画ではあるが以前のような圧倒的な勢いはない」

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080829/sqex.htm

ここはどう考えてもそうは感じられない。TVゲームの歴史の中で今が一番勢いがあると感じるからだ。

昔は本当に好きな一部の人だけで市場は成り立っていた。ゲームの話を家族でしたりしたことがあっただろうか?いい加減ゲームやめなさいとかネガティブな話しか出てこなかったと思う。

それが今ではうちの親父もお袋もDSでゲームを遊んでいる。

いったことのないゲーム売り場で「どれを買えばいいんだ?」と親から電話がかかってきたときには時代が変わったのを感じた。

ゲームの販売コーナーなんて暗くて一般人は近づきがたい場所が普通だったのに今ではどうだ。大人も子供もお年よりもいる。一番びっくりするのが女性の姿を頻繁に見かけるようになったことだ。今まではクリスマスシーズンに母親らしき人ががんばって子供のプレゼントを探していたくらいだったのに。

明らかに今のほうが「コンピュータゲーム」が最も知名度が高い。決して超えることの出来なかった単語である「ファミコン」(すべてのゲーム機=ファミコンと呼ばれた)を「DS」は超えた。「小さいファミコン」ではなくちゃんと「DS」という単語が普及したのだ。そして「Wii」という単語も「ファミコン」に挑戦しようとしている。


勢いがないとすればそれは業界ではなく、「スクエニ」や「テクモ」の周りだけではないだろうか。ここをみるとそう思う。

スクエニの主力となるDQ本編の発売ペースが遅すぎるのも問題ではないか。FCでは4作出ていたのにSFCでは2作。PSで1作、PS2で1作。発売ペースの速い初期のDQがもっとも勢いも感じられたはず。適度な販売ペースも重要では。FF本編はFC、SFC、PS、PS2とコンスタントに3本ずつ本編を出しているものの、売上は陰りが見えてきた。13以降はXBOX360PS3がプラットフォームになったがが、はたして14や15もPS3XBOX360にだせるのだろうか。