均一というのは下にあわせるということ

http://d.hatena.ne.jp/miyohide/20081230/1230631077

今は、不必要にコードを書く人に任せる部分があって、「そんなはずじゃなかった!」ってデスマが始まる一因になるのですが。

個々人のスキルに依存しないような言語や環境が整うのならそれはあるかもしれないですけど、結局は今の言語や開発環境ではそれは無理なわけで。そのためには社内での勉強会を定期的に開くとか、実装を禁止する日おつくってその日は勉強のためにしか使っていけないとかコードレビューを必ず行うこと、などによって技術者個人のスキルを伸ばす方向を向かないとダメだと思います。

これらは社内で開発できる場合にしか適用できません。SI企業の9割を超えると予想されるほとんどのところは偽装請負型ですからそんな余地はないですね。そして勉強できなくなって技術が陳腐化して切り捨てられると。必要なのはデスマに耐える体力をもつ若さとイエスマン。技術の入り込む余地はどこにもないですね。技術的に油が乗ってくる20代後半から現場から遠ざける方針になってるところは多いと思いますが、入社1,2年目より10倍くらいの効率はでているでしょうからそれを切り捨てるというのはもったいないと思うんですよね。


コードの質ってたとえば1から100まで100段階あったとしてこれを均一にする場合、個々人の向上はまずのぞめませんから5とか10程度をターゲットとするようになりますよね。個人的には下にあわせる均一さというのは意味がないと思っています。

底上げ効果が望める技法なりなんなりがあればそりゃ誰だって採用したいのですが、そんなものはありえないわけで。


100の人といわず50くらいの人でも下にあわせるのは非常に苦労すると思うんですよね。個々の差があるのはみとめて10の人も1の人も50の人も100の人も同一のプロジェクトに存在する。その上でちゃんと役割や勤務時間や金銭面などの待遇を考えてほしいと思うのです。たとえばしごとが早く終わる出来る人は早くかえらせればいいと思うし、残業ばかりしているあまり出来ない人ががんばっている風に見られてむしろ残業代がついたり評価が上だったりするのは納得がいかないわけですよ。




http://d.hatena.ne.jp/miyohide/20081230/1230631301

本当はどうでもよくはないのですが、変数名がどうのこうのというレベルのお話すら達していないので、そこに目くじらを立てる以前の情けない話だ、ということですね。わかりにくいエントリですみません。

ちなみにおいらはソースコードレビューをした現場というのに出会っていません。おかげで独学しかないわけですが、趣味でコード書いたり勉強する人、つまり自宅でコンパイラなりIDEが導入されている人というのは非常に少ないんですね。趣味でコード書いたりすると変人あつかいされるというか。

たとえばJavaでゲーム開発はかなり容易な部類だと思います。画像も音楽も簡単にあつかえます(扱いが厄介なのはユーザーインターフェースくらい。Javaでもジョイパッドは標準インターフェースとして定義してほしい。2軸2ボタンのアタリ仕様程度のものでいい)から。でも、すごいとかよくわからないことをいわれるんですね。ゲーム開発より業務アプリのほうが面倒なことが多いというのに。