パナソニック、CPUを強化した「Let'snote」春モデル

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0129/pana1.htm

W、T、Rはやっとマシンパワー的にもとの水準に戻ったというところだろうか。今までもシングルコアでクロックが1.2GHzにいったことはあったものの、デュアルコアになるとクロックが下がり、Coreアーキになるとクロックが下がったり三山だった。一方Vista登場によってマシンスペックはよりいっそう必要になったというのに。もちろん、アーキがかわったので同一クロックで比較は出来ないのだが、もともとPentiumM>CoreSolo>CoreDuo>Core2Duoという進化では微々たる物だった。

前回あたりのモデルでまずチップセットが強化されたのが大きかった。今までは低消費電力のために、チップセットで低性能なやつを使っていたのだ。一方で消費電力が増え、バッテリ利用時間が減ってるのがつらかったが。

今回、クロックが超低電圧版で1.2GHzとそれなりのクロックになり、Yシリーズは1.8GHz+通常のチップセット+ファンありということで個人的にはかなり評価が上がった。

ただ、レッツノートシリーズの欠点として昔からの殺人的なディスプレイの見にくさが改善されるのが先だろう。あらゆるスペックがこのディスプレイの性でかすむ。Yシリーズはちょっと大きすぎるので、1280*960の13.3インチの見やすい液晶になってくれると30万という高い値段だそうかという気にはなるのだが。重量は1.7Kgきっていれば十分。

毎回毎回スペックが上がるにつれてTシリーズとRシリーズとWシリーズの差別化が難しくなってる気がする。特にTシリーズはもうなくしてもいいのではないだろうか。重量はほとんど変わらず、バッテリも同じ、そしてDVDドライブがない。Rシリーズはまだ一回り軽いのとサイズの小ささがあるので比較は出来ないが、工人舎EeePCといったマシンと勝負を仕掛けられてきつくなりそうな気がする。

今後はおそらく13万以下の軽量PCがはやりそうな気がする。