任天堂NXの新しいうわさ・・・からの妄想

任天堂の次世代機、NXについてまた最近うわさが出てきている。

据え置きと携帯機の2つがあり、据え置きは携帯機のを実行できるようだというもの。
これ6月くらいにあったやつと同じかな。あと自分もアーキの共通化で上位と下位の形態があるといいねというものなのでわりといいと思うのだが肝心のチップ周りの話が出てこない。妖しい。


こういう方向のはすでにアップルはiPhoneiPadでやっている。
A7以外はスマホ用のA8といったようなチップ、iPad用はA8Xなどの「X」のついたCPUとGPU、メモリ強化型だ。


からのいつもの妄想開始。


NXが携帯機と据え置き機の2つあるとしてそれらが同一の命令セットを持つとした場合、どのような構成になるだろうか。


CPUは今回はPOWERアーキは採用しないだろう。

さすがにこれから採用するものではx86かARMしかないと思ってよいはず。
特に携帯機は絶対にないといってよいだろう。小電力向けに設計しつつパフォーマンスも要求されるところなので。


GPUは同一アーキテクチャで間違いないはず。CPUが仮にばらばらだったとしてもGPUはどちらもAMDというのは考えられる。


もちろんどちらも86系の可能性が高まるが。

自分はよくゲーム機はPCのアーキ、AMDのAPUなんていいよね、消費電力とパフォーマンスのバランスを考えるとAMDのEシリーズとかどうかな?とかよく言っていたのだが、PS4XBOX ONEがそのまんまにいってしまったのでNXもそうなる可能性はある。

AMDはこの数年正直PCではインテルという巨人に全く太刀打ちできなかったといってよいだろう。一方で組み込み向けにそこそこ低消費電力のものは出している。

噂を信じて発売は2016年末から2017年前半あたりだとするともうチップはすでに出回っているものを採用しているはず。そうでなければ開発が間に合わない。特にロンチソフトは今忙しいはずだ。x86系APUで一からの開発だとコストが跳ね上がる。おそらくそれはない。

といのは、PS4やXBOXONEの発売後にアーキテクチャを決めたのであればx86の可能性は高いのだが、3DSの後継機としてもともとこの時期くらいを目標に1から開発してきた可能性もある。その場合はx86の可能性は低い。AMDが組み込み向けでそれなりのものを出したのがここ2年程度のことだからだ。

任天堂はARMをゲームボーイアドバンス以来かなりの期間使ってきたメーカーではあるし、やはり携帯機はCPUがARMが優勢か。

携帯機

AMDのチップで組み込み向けですでに入手、テスト開発が可能なものとなるとデスクトップからノートPC用のAシリーズがあるが、そのほかに組み込み向けのRシリーズとGシリーズがある。携帯機はAシリーズでは正直厳しいと思うのでさすがにGシリーズだろう。


Gシリーズはジャガー、またはその派生のジャガーアーキテクチャのCPUを搭載するSoCだ。ジャガーといえばPS4XBOX ONEでも搭載されている。

消費電力が少ないGシリーズはTDP5Wから25Wの間のアーキということになっている。
このラインナップの中で一番おいしそうでかつ携帯機に搭載可能そうなのは6〜7Wあたりの製品だ。温度まわりは特別なものは必要ないのでそこから選ぶと、
CPU4コア、1.2GHz、CPUクロック300MHz
あたりがでてくる。CPUについてはPS4が1.6GHzなことを考えると携帯機の割には相当よい。一方でGPUは相当悪いだろう。据え置き機とGPUを比べるなということではあるが。
画面解像度はバランスを考えると960x540あたりが無難だろうか。PS Vitaと同じである。
メモリは汎用品のDDR3系あたりだろうか。価格もこなれているし1GBくらい載せているものと思われる。

岩田社長はクロスプラットフォームで出してもらうためには特殊なアーキでは今後移植してはもらえない、ということを知っていたはずだ。そのため、特殊なメモリなどを使わずシンプルなDDR3のみを大容量搭載したものになるだろう。特殊な構成ではそれを使いこなすためには時間がかかるし、フレームワークもそれに対応しきれない。

据え置き機

次に据え置き用APUを考える。WiiUというものがある以上、性能的にはこの辺が下限となるはずだ。CPUは互換性を考えなければ大丈夫、ソフトはリコンパイルで出すとしてもGPUはそれなりに性能はある。VLIWアーキではあるが据え置きということで消費電力などもあり地味にスマホでは手軽に出せないスペックはある。

互換性を気にせずWiiUの後継を考えた場合、おそらく真っ先に思い浮かんだのはx86、APUだろうが、携帯機NXと同じアーキとなるとARM+AMDGPUという線もある。AMDはK12というARMを開発中だしソケット共通化とかも考えていたくらいだし、Kという名前を見る限りかなり本気のようだ。

もっとも2017年、2018年だとK12ベースでローコストでGPUが強力で、というこなれたチップが生まれているとも思いにくい。ARMを使うとしてもCortexAシリーズの64bitチップが限界だろう。


今度はx86に目を向けてみる。据え置き機はAシリーズの選別から漏れたやつとか安い奴を使う可能性はあることはある。XBOXもかつてはそうだった。価格重視ならばWiiのような小型の筐体はもう無理で、その辺はある程度目をつぶる必要があるだろう。その場合、最新のものより安くなった型落ち品を狙うなどもあるかもしれない。

たとえば・・・Athlon5350あたりだ。

これもジャガーベースのアーキなのでCPUの絶対性能は低い。それでも2GHzまではいくのでそこそこではある。また、GPU性能は相当低い。携帯機のスペックを前述のとおりとすると3倍くらいしかない。WiiUの絵すら出せない可能性もある。

TDP45WでもいいのならA8-7600あたりがバランスが良好だ。このクラスを抑えてう可能性を考えてみよう。


次にRシリーズを見てみる。こちらはMAX35Wということで筐体が極端に小さくなくてよいのならどれも選択肢に入りそうだ。ただし、省電力向けは価格はつらいだろう。
最上位は高いだろうから無条件で外すとして、4コアの真ん中のモデルがバランスよいだろうか。A8-7600に近い。こちらはCPUがパフォーマンスコアのスチームローラー最大3.4GHz、メモリはデュアルチャネル、GPUもCU6ということで携帯機からなら相当パワーアップはする。

GPUの性能はXBOX ONEの半分より下くらいだ。この場合CPU性能がとても良いのでネトゲなどで有利かもしれない。また、PCでの同人からの移植系は最高に相性が良いのもポイントになるだろう。2Dゲームなど大抵はGPUに負荷がかかりにくく、またいろんなロジックなどのこだわりをCPUでがりがりいく場合も多い。その場合CPUの性能は有利だ。

メモリ

メモリは携帯機でもかなり載せると思われる。x86にしろARMにしろ汎用のDDR3を採用すると思われるからだ。据え置き機のほうは発売時期的にDDR4の可能性もあるが、基本はコストの安いDDR3だろう。

携帯機は1GBくらいか。DRAMはバッテリにも影響する。iPhone6ですら1GB搭載なのでこのへんがバランスが良いだろう。

一方据え置き機はガッツリ乗せると思われる。PS4やXBOXONEのマルチのタイトルを載せてもらうためだ。CPUやGPUが遅い早いはあってもメモリがない場合はそもそも移植が不可能。となると8GBの可能性はある。

形状

ずばり、携帯版NXのソフトの共通化を考えると据え置き機はコントローラを付属せず、携帯機のNXを前提としてコントローラとすると妄想する。

つまり、WiiUのコントローラ単独で持ち出せばその形態側のチップとバッテリで遊べるわけだ。これがまず先に出てNXの携帯版として発売。価格は2万を切るだろう。

その後据え置き版NXでは携帯版NXを利用する。コントローラの分を価格から引けるとなるとこれまた2.5万に収めれるかもしれない。


ただし、この構成だとどうしても据え置き版が弱い。据え置き専用タイトルはマルチタイトルのおこぼれがもらえたとしても、携帯機があるなら携帯機で遊べばいいだけだろうし。メリットはWiiUのソフトを移植できるということだ。据え置き版と両対応としてWiiUのソフトの数を減らさず出し続けられる可能性がある。

また、次の世代に移行するタイミングがそれぞれ依存する形だと難しい。NX2が出たときどうするのか。同時に発売することができたとしてもそれだと同時に入手するには金額的に負担が大きくなる。依存する形の据え置き機のほうは数が出ないことになってしまう。


携帯機のサイズだが、海外のみならず日本においても3DSと3DSLLではLLのほうが圧倒的に売れているので極体に小さくしない可能性がある。7インチタブレットクラスかもしれない。このサイズの大型化は発熱大作などで有利には働くので多少無理もしやすいか。


・・・という夢を見た。