Playstation 4のGPUはIntel?

http://www.geocities.jp/andosprocinfo/wadai09/20090207.htm

Larrabeeアーキを広めたいインテルとしてはGPUの重要性が最も高いゲーム業界に参入したいというのはたぶん、ある。

ただ、そうなるとCellのメモリ管理をすべて自前で行わないといけないSPEより、GPUのキャッシュベースのx86コアのほうがはるかに使いやすいものになってしまう。

ということは…

  • CPUは使いにくいから通常の演算もすべてGPUで扱う

という不思議なながれになりそう。

となるとPS4はCell搭載する意味がなくなってしまう。もしCellを搭載したまま、ビデオにIntelチップを使用した場合、PowerPC+SPE+x86というそれぞれ最適化もバイナリも異なるアーキでなんかぼろぼろになりそう。普通に考えるとシングルスレッド性能の高めなx86コア*2+Larrabeeのほうが同じx86バイナリでチューニングもしやすそう(もちろんチューニングパラメータはそれぞれ違うが、例えばアセンブラで最適化する際に3つの命令セットを駆使するよりはまし)に見える。

また、GPUもかわるということはPS3のソフトも大半が動かなくなってしまいそうだし。PS2からPS3になって互換性が消えたのは有名な話だが、PS3からPS4も互換性をなくすのだろうか。

それともPS3は捨てて単純な仕切りなおしといきたいのだろうか。


ゲームはぎりぎりのタイミングでチューニングされてる割合が非常に高いソフトなのでゲーム機はどのメーカーも互換性に苦しむと思うが、他社はどうくるのだろうか。

特に発売が1年早かったMSはもう3年が経過した。となると1年後くらいには新製品が発表されて、2年後くらいには発売されてもおかしくない。互換性を維持しつつXBOX360から大幅に性能をあげるのはかなり難しいようにみえる。現世代と比べて圧倒的なパフォーマンスだったとしても静止画ベースで違いがわかるだろうか。また、4万くらいの価格をだしたところで少数のロンチのソフトでユーザーがすぐについてこれるとも考えにくい。そのとき重要なのは互換性だ。

任天堂GCからWiiはほぼ100%の互換性を出してきた。これはアーキが同じということが強い。ただ消費電力を見ればわかるが、ゲーム機はN64以降どんどん大幅にプロセスルールの成熟を無視して無理に成長させてきた。WiiSFCやPS時代の本来のレールにやっと戻してきたというところ。それだけに3年後くらいのWiiの次世代は難しい。ハードウェアによる互換性をずっと取ってきた任天堂Wiiの次世代においてもハードウェアによる互換性を取るだろうか。GBA、DSなどの例を考えると現行のCPU+ビデオをそのまま載せてきて、まったく新規のCPUとビデオを載せてくると思われる。

MSとSCEは次世代機に使う外部記憶装置はHDDでいくのだろうか。それともWiiのようにフラッシュメモリをつかうのだろうか。