いまどきNetBeans 6.7

連載の名前を短縮したかと思いきや…

http://journal.mycom.co.jp/column/ide/061/index.html

ちょうど6.7.1がでたので、いまどき?とあえて書いてみました。0.0.1あがるのはやいっつーか結構なバグ修正されてるなーと。いくつか思い当たるのが直っているようで、6.7入れてる人は更新のチェックをして6.7.1相当にしましょう。

方法はメニューから「ツール」−「プラグイン」を選択、「カタログの再読み込み」を押してください。おそらくアップデータ自体のバージョンアップとその後のバージョンアップ本体の2回再起動が必要になるかと思います。すぐに終わりますけど。


第59回を参照という部分のリンク先が57回だったり、画像が3番と7番が逆じゃないかなど気になるところが。


あとJava関係しか載っていないですけど、今回のメインはC/C++サポートの強化なんじゃないかというくらいかなりよくなってますよね。あとbugzillaも標準で、現在ベータ版のJIRAもでます。コミット時にどのバージョンに対して改善したのかなどの設定が可能です。Hudsonサポートもこのメニューにあるおかげて、「バージョン管理」の名前が「チーム」に変更されました…ってこの辺だいぶ前に紹介済みでしたね。


6.8ではJavaフレームワークのようにPHPフレームワークの追加が可能になるようです。

次回も日本語でのバグ報告とかあるのでしょうかね。6.7のときで結構好評だと思うのと、すでに実績があるので次は今度始める人の敷居がかなり低くなっているでしょうから結構増えそうな気もします。グッズももらえますし。一方おいらは参加しませんでした。おそらくグッズをもらった人はNetBeansのためになんかしなきゃと思ってくれる可能性があると思い、すでに信者の自分以外の人に一人でも多く渡すほうが得策なのでは?と思っていたりしました。

あーそういやはじめてNetBeansのソースを一部ながらものぞいたのも今回が初めてでしたね。英語のドキュメント一切読まずに探すのは大変でしたが、何とかなるようです。



あとNetBeansICEfacesのソースなどを軽く追ってみた感想としては、Seasar方面のコード品質は負けていないどころかむしろ高いと思いました。ICEfacesとか試行錯誤が多い感じで結構ころころと中身は変わります。実装の技術としてみるとたぶん高いレベルにはいないと思いますが、出来上がった製品は圧倒的な性能です。

よく「バグがあるが遅かろうが、ほしい機能があるアプリのほうがバグがなくて速度が速いけど、ほしい機能が盛り込まれてないアプリより便利である」というものをよくいわれます。長い目で見ればバグはそのうち減りますし、結構運用で何とかなることも多いです。EUC(エンドユーザーコンピューティング)を意識してユーザーが積極的にかかわるものはバグがあったりマルチユーザーでのアクセス等を考慮していなくて排他で立ち上げていたりとほほえましいものがありますが、自分たちがほしいものを確実に実装しているという点でわれわれのような外部開発者とは次元が違うのを実感しています。

なんとなくそれに似ている感じです。

技術面はある程度を維持できればいいのであって、あとは、どういう機能をどのようにユーザー(開発者)が触れるように提供できるかという点を極限まで徹底的につめた作品(といっていいでしょう)に出会ってみたいものです。過剰な品質は必要なのかという点についても考えてみたいものです。

まじでICEfaces衝撃的すぎる…。


じゃあお前はどうなんだといわれると、一応変態的なフレームワーク/ライブラリは構想を練ってあります。が、大幅に頭を切り替える必要があり、今までのJavaでのアプリになれた人は抵抗があるかもしれません。また、フロントエンドを位置から作るのはまずコストに会わないと思いますのでプラグイン形式で当てていけたらいいなとは思っています。とりあえずCubbyStrutsは大丈夫でしょう。T2Frameworkはカスタマイズできる部分を確認していないので(この辺はまだドキュメントが存在しないはず)未確認です。