Wii クリスタルディフェンダーズ R2 クリア後評価 高難易度で面白い

R1では基礎的なシステムでクリアは余裕、パーフェクトもちょっとやりこめばできる程度だった。


それがR2では一転する。

難易度がものすごく高くなった。

一発クリアできない面が増えた。とくにクリア後のダンジョンの難易度はシリーズ最高難易度といわれるだけあって最悪である。いまだに難易度Easy以外でこの面はクリアできていない。むむむ、面白い。


面白くなった理由はR2で追加されたカラークリスタルの存在がある。

最初に入手できる赤いクリスタルは近くにいるキャラの攻撃力を1.5倍に引き上げる。クリスタルの効果は重複し、最大で4つ分、50%*4=200%UP、つまり3倍の攻撃力になる。


青いクリスタルは行動範囲を広げる。遠距離攻撃キャラは画面の真ん中にいると画面全体に届くくらいになるし、シーフや時魔道士のように範囲は狭いものの、効果が高いキャラもすごいことになる。近接攻撃するキャラは範囲がもともと狭いが、これは広げるべきかどうか悩む。ただし、広げてしまうと目の前の敵ではなく遠く離れた敵を攻撃してしまう場合も増えてしまう。この辺は扱いが難しい。


黄色いクリスタルは行動速度を大幅に向上させる。ダメージが目的ではない時魔道士をこのクリスタルの近くに2人配置すると目の前を通過する敵は一気に移動速度が最低になる。もちろん、攻撃キャラも攻撃回数が大幅に増える。すばらしい…。でも赤いクリスタルの意味がないんじゃないかというくらい攻撃キャラ、補助キャラと汎用的に使え過ぎると思う。

後半の面になると序盤中盤を魔砲士が支えるという感じになっています。このキャラは超射程と高火力という非常に強いキャラです。ただし、範囲攻撃ではないので後半はLVの高い黒魔道士のほうが活躍するでしょう。そういう意味では単体攻撃、広範囲な弓と竜騎士との差別化が失敗している気がします。


これらによって、少数精鋭でやるか、数を配置するかそのバランスをとるかなどが非常に戦略的になった。攻撃力900の竜騎士の一撃は圧倒的で見ていて楽しい。


コストパフォーマンスは1000円と良好。暇つぶしも楽しいゲームとなった。R1が割高に感じてしまうくらい。

スクエニWiiウェア作品はパッケージより面白いんじゃないかと思う。ムービーとかテンポの悪くなるようなものがないので。電源ON、さくっとプレイ、さくっと終了。


中断機能があるので途中でやめたいときにも便利である。最終面は敵の数も多いので時間がかかりやすいし。

以下いつもの5段階評価。

  評価
システム ★★★★−
シナリオ ★−−−−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★★★

パッケージソフトじゃないのでネットさえあれば入手性がよいというのもよい。たとえば一度やってみたいと思っていた朧村正はもう入手がほぼ不可能なようだ。もっとも、Wiiに限らずDSもひどい。特にDSは出ているタイトルも多いため、あっという間に店頭から消えていく。今日やっと普段行かないお店で「風雲!大篭城」をゲットできた。これも以前Allaboutで見かけたときにほしいなと思ったがどこにも売っていないという落ちだったのだ。