GC版クリアした。
はまるポイントがいくつかあって、それらは説き方そのものがほとんど間違っていないにもかかわらず、うまく攻略できなくてあきらめそうになったりだめな部分が目立つ。特に序盤でこれやられるとはまりやすい。大地の汽笛もいくつかそういうのがあるが、このへんテストしてないんだろうなぁとか思ってしまった。
全体的にボスの難易度が総じて低いのが特徴。一方でダンジョンはどれも重め。弓の細かい操作を共用される場所があるが、一部つらいと思うところも。Wiiだとポインタだからそこは楽なんだろうなぁとか思ったり。
GC版ということで480i、ワイド画面なしという点がやはり弱い。Wiiを持ってるならWii版のほうがいいだろうね。
お話だが、これが結構悪い。特に最後。いきなりラスボスの名前がでてきて、そいつがなんで強いのかとか話は一切なく。序盤からの倒すべき相手として描かれてるキャラクターもラスボスの名前が出てきてから急に小物臭がしてくるなど、お世辞にもお話はいいとはいえなかった。時のオカリナがいまだに支持されるのもお話が丁寧に書かれているのが大きい。ラスボスを序盤から描くこと、未来ではそいつが世界を征服していること、逆に過去ではまだ平和な日常が描かれていて未来のひどさが目立つなど、とにかく話がうまかった。
「こいつを倒せば世界は救われる!」そしてそれに向けて努力する勇者やそれを手助けする人たちというところがぶれないで描かれている。
ダンジョンの完成度とかそんな半紙じゃないんだよね。
現時点での据え置きゼルダの最新作だが、あらためて時のオカリナのすごさを思い知ったとも。話的にはGC版ゼルダの伝説、風のタクトのほうがいいと思う。海を動くのがたるいとかそういうのあるけど、世界はあっちのほうがよく描かれていたと思う。ゼルダのかわいそうなお話とか。姫を頼む・・・・かっこいい。
そういうのがトワイライトプリンセスは一切描かれていない。開発側はおそらくいろんな設定を知っているのだろうけど、プレイヤーはその辺を知らないため想像で補完するしかない。そして保管するだけの情報もほとんどない。
というわけでいつもの5段階評価。
評価 | |
---|---|
システム | ★★★★− |
シナリオ | ★−−−− |
サウンド | ★★★★− |
グラフィック | ★★★★− |
総合評価 | ★★★★− |
やっぱり、GC用ソフトということでゼノブレイドやラストストーリー、パンドラの塔、マリオギャラクシー2などWiiのソフトと比べるとやや劣る感じがわかる。PS2では出せないグラフィックだと思うけど、Wiiはやっぱり進化してるんだなというのもよくわかった。
音楽はわりと好感触。
ゼルダとしての面白さはDS2作や風のタクトのほうが上かと。DS版をやる前に風のタクトはやっといたほうがいいと思うけどね。ゼルダということで機微閉めにつけてるが、おそらくほかのメーカーでほかのタイトルだったらこんなに厳しくつけてないかもとか。