概要
FF13のエンディングから分岐。 FF13のハッピーエンドはなかったというお話から始まる。ひどい。
ちなみにPC版でプレイしたが、64bitOSだと動作が不安定でだましだましプレイしていくも途中から進めなくなる。野良のパッチが出回っているので自己責任で適用しないとだめ。ちなみにパッチなしでは一番最初のチュートリアルの戦闘すら終わらなかった。何度かやって先に進んだというレベルで不安定。PC版は自己責任で。
世界が滅亡に向かうのを救うというお話で、主人公ぽいライトニングは基本出てこない。操作キャラも2人+モンスターで固定。
よくわからない始まり方をしているが、終わりもよくわからない。単語の意味がFF13とFF13-2とで変わっているようなところもあり。何よりバッドエンドで終わるのはひどい。LRFF13を売りたいのはわかるが。
戦闘&バランス
戦闘面のバランスは仲間にしているモンスターで大きく変わるようだ。つまり運の要素がかなり強い。また、前作では操作キャラが倒れるとゲームオーバーだったが、今作はもう一人のキャラが生きていればそのまま続くようになったのはよい。
ただし、成長面が今作は微妙でFF13からさらに簡略化したようなものになっている。人間は2人だけなのに、成長方法を楽しむ余裕が生まれな い。使用するものも似たようなものだし。
今作も難易度は低くなく、前作では弱かったラスボスだが、今作ではLV稼ぎをしないとクリアは不可能だろう。その前の中ボスクラスとかでもそうだが、終盤FF10並みに難易度は跳ね上がっていく。このかせぎがだるい。
BGM
BGMは前作のFF13より頭に残る曲が多く、荒廃していく世界にあっている。わりとすき。FF13シリーズで一番良いと思う。
音楽大事。
お話
時間跳躍をするということで、見た目的にも科学が進歩した未来とかいったりいろいろと面白いことになっている。
しかもFF13のような後ろ向きなお話ではなく、主人公は前向きに世界を救おうと頑張っている姿がまぶしい。ライトニングさんより初期FFの主人公ぽいのはこっちだなと。嫌味のない性格で非常に安心してみていられる。
・・・のだが。
お話があまりにも適当すぎてびっくりする。タイムパラドックスもので未来を変えていく、そして主人公たちは前向きに世界を救おうとあがいていくという良い点がそのお話で全てを無にする。エンディングを見てはぁ?という状態になるのは間違いない。
続編を買ってもらうためなのだろうがこれはあまりにひどすぎる。FF13みたいにいいところで終わらせようとは思わなかったのか。
そして続編の名前はライトニングリターンズFF13ということで、今作とは直接的につながっていかない。ゲームシステムがガラッと変わり、今作の主人公たちの逆襲がはじまる・・・というのもほぼなく空気。ライトニングを主人公にしたいのはわかるがあまりに13-2の主人公たちが報われなさすぎる。
とはいえ。エンディングがまともだったらそれだけでだいぶ評価が変わっていた作品だとは思う。いろんなお話上の理不尽をあの主人公たちならわりと中和してくれそうなので。FF13の操作キャラの誰かが主人公だったらたぶん、この感覚はないだろう。
個人的にはFF13シリーズ最高傑作
個人的にはFF13より雰囲気など好みで次のLRFF13よりもよい。
FF13シリーズで一番好きなのはFF13-2ではある。明らかに最初から主人公が前に向かって進もうとしているのはこれだけなのでそれと雰囲気だけでFF13シリーズでの最高傑作になってしまうのである。
だが、ここまで破綻した状態のものをこの規模でおくりだすのはある意味すごい。そのおかげで人にも勧めにくい。そしてPC版はwin10/64bit未対応だというのもすすめにくいところ。
時間跳躍という内容やモンスターを仲間になど一番面白くなりそうな要素が一番ありつつ、それをまとめきれなかった感じがすごいある。モンスターもFF13系はかっこわるいのだらけなので仲間にしても面白みがないのもあれ。
FF13シリーズはほんと魔境である。
評価
いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。
| |評価| |システム|★★−−−| |シナリオ|★★−−−| |サウンド|★★★★−| |グラフィック|★★★★−| |総合評価|★★★−−|