ガンシューティングはWiiにあつまる

EA、第2次世界大戦を舞台にしたFPSがWiiに登場 Wii「メダル オブ オナー ヒーローズ2」Wiiザッパー同梱版も発売

そんな感じがありますなぁ。

ガンシューティングはわりあいアーケードでプレイしている姿をよく見かけるソフトであるが、これは操作が簡単そうだからというのがあるだろう。2人同時にプレイすることによって上級者が初心者を助けることが出来るというのも大きい。Wiiならイメージ的に多人数でわいわい遊ぶというのとぴったりだ。それにセンサーバーなどを購入しなくていいぶん価格的に有利。PS3ガンシューがあれだけ高価格なのはインターフェースの問題だろう。

で、本編のFPSのモードだが、これってザッパーだと操作しにくそうな気がする。普通に分離してリモコンヌンチャクスタイルのほうがプレイしやすそう。


ここでおっさんによるfpsの歴史を軽く。

Wolfenstein 3D

fpsの始祖。スクリーンショットを見ればたぶん見覚えのある人は多い・・・はず。地形は3Dだが、キャラはビルボード。しかし、fpsの基本はすでに完成済。ひたすらグラフィックの進化の歴史でもある。

Doom

fpsがこの作品で大ヒット。うねうねと歩くようになったため、Doom酔いという言葉が生まれた。fpsとしてここでほぼ完成された。この後びっくりするくらい進化は弱いと思う。2DSTGとおなじか。

普通はこのあとQuakeにいくのだが、Doomとほぼ同時期に発売された3Dゲームがある。しかもキャラはビルボードではなくポリゴンによる描画。また、空間を自由自在に飛び回るのだ。

それは・・・

ジオグラフシール

国産PC、X68用のソフトだ。

どこをどう考えてもWolfenstein 3Dが日本で売れたとは思いにくい。そんな中かっちょいいデモをひっさげて登場。X68のビデオはスプライトとBGによる2Dのゲームは得意なものの、3Dは非常に苦手な構成。しかも、68000-10MHzという低スペックでも遊ぶことが出来た。16MHzや68030-25MHzだとさらに快適になっていく。もっとも初期ロットXVIでは16MHzで動かないので泣く泣くクロックを落とすことになるのだが。

多段ジャンプによる踏み潰し、上を見上げて空中の敵を撃破したり、ジャンプして地形の上から下を向いての敵を撃破したりができた。当時ここまで自由に3D空間を動けるものはなく、圧倒的な3D表現だった。多段ジャンプや手軽な操作方法はその後ジャンピングフラッシュへそのまま受け継がれた。グラフィックを大幅に劣化させて、世界観をリアル系にしたジャンピングフラッシュと思えばわかりやすいか。

なぜ、こんなとんでもないゲームが3Dが苦手なハードで出たのか不思議でならない。Oh!Xの3Dの連載記事がなければグランツーリスモが生まれていなかったと考えるとX68と3Dの関係がよくわか・・・らないな、やっぱり。

Quake

この作品で初めてDoomから続く流れとしてはオール3D化された。ジオグラフシールが発売されてから2年ほどたったが。マシンパワーも順当に上がっていた時期ではあったが、かなりヘビーだったと記憶している。


なんか面倒になってきたのでここでおわり。ハードウェアアクセラレーションのさきがけとしてQuake2が大ヒットとかいろいろあるけど、有名なので却下。3Dは昔から日本は遅れていたといわれ続けていたが、そんな単純な話ではないのだよ、といいたいだけだったので。