世界樹の迷宮II 総合評価

いわゆる3Dダンジョンを歩く昔ながらのシステムのRPG。職業がいろいろあって自由にPTを構成して楽しむタイプ。

だが、WIZのようにずっとスルメのように楽しむタイプではない。雑魚戦はさほど面白いものではなく、スキルのバランスがおそらくボス戦を前提にして作られているために雑魚戦においては致命的に悪いのが原因だ。また、バグが非常に多く、プレイヤーキャラクターを強化するはずが敵を強化してしまったりとかテストすればすぐわかるのにそれを直していないわけのわからなさが素敵すぎる。

音楽は1層と4層の曲は好き。だが、それ以外は正直突出したものではないと思う。

グラフィックはDSならばこれくらいが標準的というところ。ただ、3Dの画面が非常に見にくく、左右に歩けるのかどうかが非常にわかりにくい。これは致命的だと思う。

正直な話、まともにバグを取って、バランス取りをするだけで大きく化けそうなのに、そういうバランスを楽しむタイプのゲームなのに、そこを省くというのは本末転倒。ウルティマのように世界を楽しむということもないし、DQのように堀井雄二氏の独特の言い回しを楽しんだりすることもない。

3Dダンジョンは非常に開発コストが低いのは事実。その分徹底した調整をして楽しむように3では作ってほしいところだ。よく1年に1本のペースだとRPGの開発期間が短いとかいわれてるけど、昔のゲーム開発は非常にスピーディに少人数で開発するのが普通でした。そして、特別な技術を必要としていない世界樹はその開発スピードは維持できるはず。


個人的評価は以下のとおり。5段階。

  評価
システム ★★★−−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★★−

総合評価は次回作に期待しつつぎりぎり4というところです。価格的にもちょうどいいところだと思います。