一口にSIといっても

先に言っておくと以下のエントリの内容そのものには突っ込んでいません.

自分の前提は10人以上の開発者が入る(ピークはその数倍以上)感じの中・大規模案件程度ね。

プログラミングファーストはSI開発には向かない

一口にSIといってもこのように大きな差がある.おいらのいう想定するSIは5人以下,実質1,2人で開発することも多いというような規模を想定しています.だから,単純にSIという言い方はしてはいけない.大規模なSIとか小規模なSIという言い方をしないといけない.

SI企業というとでかい企業ばかり想像する人も多いと思いますけど,おそらく9割くらいの企業はこういう規模だと思います.メイン言語はVB(.NETにあらず),AccessDelphiあたり.下請としてたまにJavaの案件もこなすと.提案からサポート,運用までしている以上立派なSI企業です.


あとプログラミングファーストという謎の単語使ってますけど,何度もいいますが,プロトタイピング技法そのものですよね。すでにある単語を使わず新しい言い方をする以上なにかがあるのかもしれませんが,いまのところただのバズワードWeb2.0とかSOAとかSaaSとか好きな人はむしろ多用したほうがいいのかもしれません.

プロトタイピングは顧客を開発に巻き込むきっかけになりやすいというのが非常にいい点です.完全丸投げでものが出来上がってくるとおもっているところは多いので,この巻き込むことは非常に重要でしょう.


プロトタイピングは非常にわかりやすい反面,コンポーネントを配置して,画面遷移を作っただけで必ずこういわれます.

「もうほとんど出来上がってるんじゃないの?」

と.ですから,金額や期間等かなり値切られやすいのは事実です.そこの説明が出来なければやるべきではありません.