ゼノブレイド クリア後時間がたったので落ち着いて考える

クリア後勢いに任せて書いた長文。アレから2週間たったことでだいぶおちついてきた。

書き足りないのは大量にあるので、小出しにしていこう。


とりあえず、やってない人にはわからないように、クリアした人にはわかるように書いてみる。重複するのも多いが、キニシナイ。


ストーリーについて

ストーリーはわりとべただけど、脚本が非常に良いので気にならない。むしろまっすぐな主人公達にほれろ!ストーリーがこっていても脚本がダメなのも多いのでそういう方向じゃないので良かった良かった。

よくある昭和の少年漫画的なまっすぐなストーリーは誰でも楽しめるはず。少年漫画の冒険物といえばドラゴンクエスト ダイの大冒険が好きだった人はオススメかな。小粒なギャグがはいったり、シリアスだったり。逆に言えばダイの大冒険が嫌いな人には勧めにくいかも。

関係ないけどダイの大冒険ってたった3ヶ月の間の物語だったっけ。ポップとマァムの成長率おかしいことになってるな。

大いなる脅威と対するときに種族間で同盟軍を結成するというときに、主人公達異種族混合パーティができているのだから〜という話がでるとか、50年以上前の指輪物語からある古典的な設定だがやはり燃える。

ストレートで何が悪い。同じことレギンレイヴでも言ったな。

ムービーがおかしいくらいに出来が良い

3Dのキャラ使いつつ2Dのアニメのようなダイナミックな構図のソフトってほかに見覚えがない。しかもリアルタイムレンダリング。BGMとの同期具合から、もしかしてモノリス内部でムービーシーンも作ったのかな?

リアルタイムレンダリングだとどれくらいのキャラを動かせるか、エフェクトかけれるかなどが大事になってくると思うけど、そういうのはやはりゲーム開発本編にかかわってないと難しい気がするんで。背景とかもそのままゲームの部分を使っているので、ゲームの開発とムービーの開発を完全に独立させるのは難しいような気がするし。

本当にこれほどムービーがアニメを意識してるソフトってほかにないと思う。プリレンダリングを含めてもゼノブレイドよりよく出来てるムービーはないと断言しても良いくらいだと思う。


出来が良いと思う理由として、先が見たくなるような終わり方を必ずすること。これは毎週放送するTVアニメ的な感覚。未来視が次回予告的な意味合いになっていたりするのもポイントだろうか。

これを見た後だと、大概のRPGはシナリオを1つ書いて、それを戦闘や行動をできるようにするものを間に挟みこむことによって出来上がったというお粗末なレベルに感じる。映画は1本のシナリオで良いけど、何も考えず分割しちゃダメなんだよね。

一方ゼノブレイドはまさに毎週のアニメ。尺を決めて次はどうなるんだろうかというワクワク感を残しつつ終わる。先が気になってしょうがない。この徹底振りがまさに他のゲームのムービーと一番違うところ。

操作できる時間がどうしても間に挟まる以上、他のメーカーもこの辺を意識してムービーを作ってもらいたいところ。