GBA ゲームボーイウォーズアドバンス1+2 クリア

1と2両方キャンペーンをクリア。中断を利用してちまちまとプレイ。かなり時間がかかった。


WiiUのVCにて。GBAのVCはメトロイドに続いてだが、このころのゲームはサクサク遊べて手軽でいいね。WiiUゲームパッドとの相性もいいため、据え置き機でありながらTVを付けずに自由なスタイルで遊べる。

なぜ据え置き機にGBAが?というのはWiiUもってない人だけのいうセリフだ。もちろん、パッドもクラシックコントローラ系が使えるためこれまた好きなのを選んでよいというのも魅力。

ファミコンウォーズゲームボーイウォーズ

と、前置きが長くなったが、このゲームはウォーSLGというやつだ。大戦略といったほうがわかるだろうか。それともファイアーエムブレムの元となったシステムというほうがわかりやすいだろうか。成長要素はもちろんないが、ユニットの生産ができるのがファイアー夢歩レムなどのシミュレーションRPGとの大きな違いだ。


こいつは名前の通りゲームボーイウォーズの続編・・・ではなく、ファミコンウォーズの系列だ。ゲームボーイウォーズファミコンウォーズと違ってマスがヘックスタイプのため、占領まわりなどそれに合わせた調整がされていて、ヘックスのためジョイパッドとの相性が悪いなど結構違う。

このゲームボーイウォーズアドバンスもその名前からゲームボーイアドバンス系列かと思ってかわずにいたのだが、調べてみたところ実はヘックスをやめてシステムがファミコンウォーズの系列になった。

というわけで安心してWiiUのダウンロードで購入。

702円なり。

このソフトはもともと2作海外では出ていて、日本では出なかったソフト2本を1本にしたもの。ただし、出るタイミングが悪くDSやPSPの発売直前となっており、このソフトを購入した人は少なかっただろうと思われる。

ボリュームと難易度

キャンペーンだけでもかなりのもの。
なんせ、2本分だ。もちろんキャンペーン以外もかなりある。

難易度はあからさまに2のほうが高い。特に後半はターン数が増える場面も多くなってくる。おとなしく1から順番にやるとよいだろう。

将軍

ゲームボーイウォーズアドバンスのポイントは将軍システム。これを使いこなせるかどうかがポイントとなる。特に1はステータスの上昇が割と極端なので重要となる。2ではブレイクの使い方がポイントとなる。


敵以外は各国には基本3人の将軍がいる。将軍を選んで出撃させるところもあるので、将軍ごとの特徴をちゃんと見よう。近接が得意、遠距離が得意、歩兵系が得意など様々だ。

また、「ショーグンブレイク」というポイントがたまった時に発動できる一撃必殺の技がある。これを使うと大幅にパラメータが上がるなど非常に心強いものだ。

2ではさらに上位の「スペシャルブレイク」が用意されているものの、通常のブレイクが弱体化して、スペシャルでやっと1のブレイク並になったと考えたほうがよいだろう。

もちろん、敵もブレイクを使ってきて、しかも敵のほうがブレイクがひどい感じあるので安心はできない。

ブレイクポイントは戦うことで敵と味方お互いが上昇する。2では複数の国から1人将軍を選んで出撃することができる面がいくつか存在する。複数の将軍がいるということは、プレイヤー側はブレイクのポイントが分散するということなので敵はブレイクを頻繁に使う感じになる。強力な敵のブレイク連発は本当に目も当てられないので実質複数のキャラを使える=弱体化と思ってよいだろう。

また、ブレイクはそれぞれの国のユニットにしか効果がない。1つの国だけで出撃するならば全体に効果があるが、複数の国があるということは効果も分散するということ。このあたりが2の後半の難易度を上げている原因かもしれない。近接はこのキャラが得意、こいつは海が得意などあるため役割分担をするとよい感じになりそうに思えるが、実際はそれぞれ本部のある場所が離れていたりしていて近接が前に出て、遠距離が後ろからというのはなかなか機能しない。機能する前にクリアしてしまう面がほとんどだろうし、最終面はそんな余裕はない。


2で性格が大幅に変わっただろう将軍もいるが気にしないように。1の主人公はリョウであるが、2では誰が主人公かよくわからない。キャラ的にはモップやキクチヨが目立つ感じある。

あと、このリョウ君、少年なのだが、戦争の結果他国の将軍と会えるというのを喜ぶというかなり危ないキャラだ。



サウンド

将軍や国などごとに音楽が設定されており楽しい。1では主人公の国、レッド、そして主人公のリョウばかり使う感じがあるものの、2では各国が一緒になって戦う面もある。そのため、バリエーションの多さが非常によく感じられる。

そしてクオリティもよい。

ただ、GBAのVC全体に言えるが音量が高い、特に低音が強めに感じる。これはGBAのしょぼいスピーカーを考慮してこういう調整になっていたのだろうか。気になるところだ。

評価

いつもの5段階評価

  評価
システム ★★★−−
シナリオ ★★★−−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★★★


700円でこれだけのボリュームのソフトが遊べるのはとてもすごいこと。
金はないがガッツリ遊びたいという人には向いている。もちろん、VCなので中断などはシステム側で用意されており手軽に続きから遊べる。

ちなみにファミコンウォーズの最新作は日本では発売されていない。クラブニンテンドーでの大量のポイントでの交換のみ(もしくはすでに配布は終わっていたがプラチナ会員のみ。こちらのほうが入手が容易だった)となっているので、急ぐように。こちらも完成度は非常に高く、ボリュームもかなりのものだ。

クラブニンテンドーのポイント加算は4/20までなので急ぐべし。