Magic Scroll Tactics クリア

概要

サイドビューSRPG。トップビューSLGがいかに動かしやすいかというのが良くわかる作品。しかし、高さの概念や移動の特殊性など意欲作。

物理と魔法

基本的に敵より高いところに位置取りできれば物理攻撃はかなりのメリットがある。この位置取りを考えるのが楽しいゲームだ。よくあるトップビューのSLGとはだいぶ異なる。

一方攻撃魔法は狭いところではかなり使いにくいので序盤ほど使えないことが多め。終盤開けたところが増えてきてやっとつかえるようになるが、それでも物理のほうが安定するだろう。ダメージ的にもNPCのカコ以外は大したことがない。

したがって物理攻撃メインとなるが、このゲームは弓が強い。基本の移動力が少ないこともあって高さ方向も考えながら近づくのは大変だ。弓は射程がかなりありつつも、近接と攻撃力はそう変わらない。命中の差はあるが、それはアーチャーのスキルで補えばよい。しかも命中以外もアーチャーのスキルは役に立つものばかり。

回復系スキルもNPCのカコ以外はあんまり回復しないので、高級薬草のスキルをさっさと取ったほうが良いかもしれない。ただし、リジェネートだけは別格の強さなので、これだけでもみんな所持させておくとかなり安定する。

回復系アイテムは2つ装備可能な武器の欄に装備できる。装備しないと使えないのだが、装備しなくても使えるというスキルをもてば楽々回復する。回復魔法は射程が長いのが有利ではあるけどね。

スキルまわり

LVはたりてもスキルポイントが全体的に足りない。そしてスキルを覚える時間も足りない。ラスボス戦までいろいろと稼いでいたが、ラスボス戦よりその前の雑魚戦のほうがつらいことが多かったので、クリアだけならそれほどでもないようだ。

このゲームはスキルポイントを割り振ってスキルを装備(外せばポイントは戻る)できる。スキルは新しく割り振ったものは習得時間が存在し、一定の戦闘をこなしていけば習得するようだ。つまり装備してもすぐに使えない。そして、スキルは装備していないと効果が出ない。

このシステムのため、先を見据えてスキルを覚えるほうにポイントを割り振るのか、習得済みのものを装備するのかといったところが非常に難しい。

音楽

BGMは非常にできがよい。かなり浸れる。

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★★★−
シナリオ ★★★−−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★★−

価格の分はしっかり楽しめる。サイドビューSRPGという珍しい題材を楽しみたい人はぜひ。

イモータルズフィニクスライジング クリア

概要

UBIの作ったゼルダの伝説ブレスオブザワイルド。

といってよい内容だと思う。BoWよりは従来のゼルダのようなパズルが多めになっているとは感じた。

ボリューム

プレイ時間は80時間ほど。60時間程度で世界をうろうろしながら少しずつ強化、残り20時間で一気に世界の半分ほどをクリア、といった終盤の駆け上がり方がすさまじかったので終盤は辞め時が見つからないというような感じになる。

逆に言うと序盤はわからないことだらけでやれることも少ないのできつい。

お話・世界観

舞台はギリシャ神話。テュポンにより人間は石化していて、アテナやアフロディーテなど神々も敗れた。その神々を救い、力を得ながら、テュポンから世界を取り戻すというお話。

ファンタジーでリアル寄りではないグラフィックなのは非常に心地よい。システムもそれに合わせてファンタジーなら許容されると感じるものは多く。ゼルダが良いといわれるのはファンタジー世界だからというのもある気がしてきた。

例えば目の前で敵がポンと消えてもファンタジーなら気にはしないが、リアル系だとそうはいかないだろう。

ファンタジーという素材がうまく粗などもかくしてくれると感じた。

音楽

音楽も悪くない。ラスダンとかもいい感じに。

印象に残る曲は多いと思われる。

バグ

バグはクラッシュ頻度が高く無視できないレベル。

かくつきだしたら危ない。すぐにセーブして、クイックセーブからのロードするとしばらくおさまるようだ。かくつきが出始める、GCが目立つような感じというあたりからも、おそらくメモリーリークが原因と思われる。4,5時間ほどプレイするとクラッシュする感じ。プレイしてすぐにはおちない。

switchでプレイしていると何十時間でも電源は入れっぱなしでスリープのみで続けてプレイするのでこの問題は良く遭遇する。ゼルダも最初のパッチが当たる前もかなりひどかった。

そのほか、一部の攻撃に当たり判定が消えるバグも遭遇しているが、こちらもクイックセーブからのロードで直った。

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★★★−
シナリオ ★★★★−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★★−
総合評価 ★★★★★

かなりのおすすめといえる。

メトロイド ドレッド クリア

メトロイド ドレッドとは

メトロイド5。つまり、フュージョンの後か。

お話的にも導入はフュージョンやってないとハマらないとは思う。 アザーMがスーパーメトロイドを導入にしているのと同じく。

初代からの伝統のサイドビュー2Dアクションもの。 FPSであるプライムシリーズとは大きく異なる。

BGM

正直頭に残る曲がない。タイトルは初代のだなという以外なにも感じず。 残念。

お話

燃える展開も感動のお話も何もない。

難易度

これはひどいというくらいの難易度の高さ。

ラスボス戦はかなりの回数リトライが必要だったが、これは操作に慣れるにしたがって大丈夫になるパターン。めちゃくちゃ難しいが納得できる動きのタイプではある。

問題は序盤で主にボス戦。操作にも慣れていない、体力は少ないので一瞬のミスで即死、使える技が少ないので、そもそも腕に頼らざるを得ない。

EMMIに限ってはどんなに強くても触れれば即死。1%程度で回避成功するけどまぁ無理。この逃げるしかないというのがかなりのストレスで、姿を消して敵をやり過ごすというのができるのは最初だけで、そのあとはひたすら逃げるのが多かった。

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★★−−
シナリオ ★★−−−
サウンド ★★−−−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★−−

アクションアドベンチャー系の動ける範囲が広がって冒険する楽しみを、即死攻撃してくる敵が奪うシステムになっていておすすめはあまりできないソフトとなっている。恐怖に関してはフュージョンでのSA-Xくらいで十分で。

ダンガンロンパV3 クリア

ダンガンロンパV3とは

ダンガンロンパシリーズは新しい作品は過去作のネタバレを含むので必ず1,2,V3の順番でプレイすること。

ゲームの内容自体は初代のマップ移動に戻った感じ。広さも似たようなものだろう。引き続き探偵パートがおもしろくわかりやすいのも好印象。

BGMは2ほど使いまわしていない気はするが、1の曲って優れてたんだなと改めて思ったり。

なのだが・・・

とにかくバグが多い

ぶつぶつ音飛びや処理落ちは日常茶飯事。あらゆるものを台無しにするバグがひどい。

1や2に比べると全体的にもっさり。

15分プレイするとクラッシュもする。フリーズもあった。

1や2もクラッシュはあったが、頻度は3が圧倒的に多い。1と2のクラッシュを足して10倍したものよりひどい。

それでもお話はそれなりに面白いのでセット購入なら悪くはないか、といったところ。

こまめにセーブを!

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★−−−
シナリオ ★★★−−
サウンド ★★−−−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★−−

サウンドの問題やクラッシュフリーズの多発でおすすめはちょっとしにくい。セット購入以外ではやめたほうがよいだろう。

ダンガンロンパ2 クリア

概要

ダンガンロンパの続編。今回も殺人事件と疑心暗鬼をうりにしている。基本は同じ。

お話的に前作をやっておいたほうがいい内容なので、先に1をやるべし。

探索パート

探索パートは前作は3D空間を歩くところが多かったが、今回はホテルや一部のみで移動が面倒にならないようになっている。

とはいえ左右スクロールは最初は戸惑うだろう。

今回も探索はわかりやすく、楽しい。つまることはあまりない。

裁判パート

裁判パートは難易度が前作から大きくアップしていると感じた。主に論破で犯人や殺害方法などがわかっていても失敗しまくる。選択肢が微妙なのが多いせいだろうか。

ただし、改善されているところもある。議論においてセリフの否定だけではなく、肯定と他キャラからの反論がはいりこむのはゲームとしてかなりよくなったといえる。

ひらめきアナグラムも大きく改善された。クライマックスも改善している。

一方で新しく追加されたショーダウンはいまいち。面白みがない。急いで表示されている文章を切らないといけないので、文章を読むことができないというわけのわからないものに。

裁判パートで役立つスキルは前作は誰かと親密になることによって得られたのだが、今回はポイントを消費して入手する形に。これが思い入れが全然なくなって微妙。ただし、前作のやりかただとスキルを得られるキャラが死ぬとかなりおつらいので、そこを改善したかったのはわかる。

とおもったが、希望のかけらをMAXにするとまた別のなんかもらえるっぽい。が、これをあつめるのはかなり大変。おまけの50日のゲームが効率よさそう。

IF

クリア後はダンガンロンパ1のIFストーリーの小説が追加される。そのため、なおさら1を先にやったほうが良い。

お話

お話は今回も相変わらず悪くはない。最後主人公が主人公らしい動きをしたのは1より好印象。

この1,2からの続きは3作目のゲーム(V3)ではなく、アニメ版に続くんだっけか。もうほとんど覚えてないけど。

演出は1作目の逆転裁判ポイのはなりを潜めたと思う。

基本このシリーズは漫画やアニメのオマージュが多いので、そういうのが好きな人向けではある。

BGM

しかし、このゲーム、BGMがほぼ前作と同じではないか・・・?わるくはないけど。

不具合やUI

このゲーム、アプリを止めずにスリープのみでプレイし続けると重くなっていくので、メニューが重くなったと思ったらいったんアプリ終了したほうが良いと思う。

1でも不具合はあったが、2は大幅にメモリーリークしているっぽい。より不具合が出やすい。

メニューはアイコンタイプになって、アイコンを選ばないと文字が表示されないので非常にわかりにくくなった。おしゃれなんだろうけど。V3もこのわかりにくいメニューを採用している。やめてくれ。

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★★−−
シナリオ ★★★★−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★★−

裁判パートがちとつらい感じになっているが、シリーズで一番クリアした感が強いのはこれで、1の後のプレイはかなりおすすめである。

ダンガンロンパ クリア

概要

閉鎖環境における殺人事件とその調査、そして犯人を探し出す裁判。それを何度か繰り返していく。

1作目は効果音の出し方やBGMのながしかたなど逆転裁判にめちゃくちゃ影響を受けていると思われる。

逆転裁判と違うのは裁判はミニゲームが盛り込まれているところ。

そのまま選択式にせずミニゲームで裁判を行うというのは差別化のため、新しいが、アクション性がかなりあり、正直疑問だ。

また、アクションに集中すればお話に集中できず、正しい選択をしているのにアクション性のせいでミスだったのかがわかりにくいなどかなり難はある。

必要性がわからないミニゲームもあり。続編ではミニゲームに関して改善している箇所がいくつもあるが、ミニゲームの導入そのものが微妙なので、ミニゲームは論破のみでよかったような気がするが、プレイ時間を増やすためにはこうすることしかなかったんだろうなと思う。

裁判パート以外はシンプルかつ分かりやすくなっているので、ここが苦痛になりやすい逆転裁判より楽しめるだろう。逆に言えば、ダンガンロンパシリーズはこちらを中心に売り出すべきだった。

逆転裁判は裁判パート前には犯人や手段等がわからないのが多いと思うが、ダンガンロンパは裁判前にほぼわかるという所で大きく異なっている。

とはいえ、価格相応には楽しめるはずだ。わりとおすすめ。

不具合あり

このゲーム、アプリを止めずにスリープのみでプレイし続けると重くなる、クラッシュする。とくにエピローグあたりはクラッシュしやすい。そのため、たまにアプリ停止させるのが良いと思う。2ほどはっきりと重くなるものではないが、アプリを止めると重いところも戻るはず。switchはスリープのみで数か月とかプレイするのが当たり前なのでここはあまりよろしくない。

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★★−−
シナリオ ★★★★−
サウンド ★★★★−
グラフィック ★★★−−
総合評価 ★★★★−

ダンジョンエンカウンターズ クリア

概要

あのスクエニがグラに依存しないRPGを作った。

ということでプレイ。

理不尽さはレトロゲームにありがちで、その再現ともいえなくもないが、いろんなところが40階程度位からぼろが出てくる感じあり。

グラはそれほどコストをかけなくてもよいとは思うが、それでもあれはやりすぎだとおもうし、マップを塗りつぶすのがおもしろいわけでもない。そういう仕組みではないし。そして塗りつぶしはスキルのため仕方なくやる感じに。

んー。

システムも練られていない

グラにこだわらないのはわかった。ではシステムはというとシステムもねられてはいない。未入手の武器防具のステが公開情報だったりはありだなとは思うものの、ほかは本当にねられていない。

スキルは回復が戦闘中しか使えなかったりするのがかなりの疑問。移動中のスキルが存在しないならそういう理不尽さも昔を再現とかで分かるのだが、残念ながら移動用のスキルもあり、HP回復のためだろうか、高階層ですごい弱い雑魚が出現したりしている模様。これってへんじゃない?

操作性が悪い

UIもわるい。武器や防具でしっかり価格以外でステータスも表示されているとよいのだが、カーソルを合わせないと効果がわからない。

総じてプレイすればするほど粗が目立つゲームだった。

クリアするまで全滅は2,3回ほどしたが、その復旧が大変だった。LV90超えてもサクッと死ぬ恐怖。それはこっち全員のATBゲージを0にするという攻撃をずっとかけられて何もできずに死んだというところ。

装備に関係なくHPを強制的に1にするスキルと強制的に1ダメージを与えるスキルってのもあったな。

戦闘スキルは豊富に使えるものでもないため立て直しは困難で、サクッと死ぬことにより、立て直しができるケースはほとんどなく。

まぁ全滅は昔のゲームではあること。今どきいきなり雑魚敵にメガンテを打たれて終わるといった感じのものが出てくるとは思わなかった。

それでもLVをあげて物理で殴れば済むゲームのため、いわゆるRPGという仕組みそのものが優れているのだなと。

お話

お話は全くなし。キャラクターの設定テキストがあるが、それだけ。層の説明とかもないしみためもかわらんしフレーバーテキストは本当にそこだけなので断片的な手掛かりから想像して楽しむ余地もほぼない。

中ボスも一切いない。階層ごとにいればよかった気がするなぁ。

BGM

BGMはクラシックのアレンジだが、とくにすぐれているものでもないため、聞いていて不快感のほうが強い。

パロディウスのようながっつりした聞きごたえのあるものならまだちがったかもだけど。

総じて

RPGをやろうという人にお勧めできるものではない。

グラにこだわらないといったものの、世界樹くらいのシステムぶっこんでくれるとよかったのだがそんな戦略性もなく、テキストも弱く、個人のゲームくらいの完成度と思ったほうが良い。

グラにコストをかけないというのは選択としてはよい。その代わりテキストが優れるとか戦闘システムが優れるとかそういうのを期待したかったのだがそっちも省いた、中盤からやる気がなくなっていったのはかなりだめだめだ。

スタッフロールを見る限りかなりの人がかかわっているようだ。まじで?

昔からゲームをやっている人種にとって、理不尽な内容などは許容できるものではあるが、システムのやるきのなさはちょっと耐え難い。それよりは「システムこういうの思いついたんだ!これならいけるはず!」ととんがってみて、結局そのシステムダメだったね…後から考えるとこうしたほうが良かった、というような作品のほうが自分には刺さるっぽい。

一応遊べないわけではないが、遊びきれないほど毎週ソフトが出まくっている現在、ほかのゲームをやったほうが良いと思う。

評価

いつもの5段階評価。おすすめかかどうかは総合評価を見てもらえれば。

  評価
システム ★★−−−
シナリオ ★−−−−
サウンド ★★−−−
グラフィック ★★−−−
総合評価 ★★−−−