世界樹プレイヤーのためのドラクエ9講座 その8

一番肝心なこと

一番肝心なこと忘れてた。



どちらも「世界樹」がストーリーのコア部分だ。

さらにDQ9には世界樹は2つあり、ストーリーに絡むほうと絡まない世界樹の葉をくれるもの(アイテムから考えればこちらが本来の世界樹か)がある。

世界樹の葉そのものはDQ2で登場したレアアイテムだが今作ではクリア後は入手する方法が増えてるのでレア度は下がってると思う。クリア前はほとんど1枚しかもてないため結構レアだけど。ザオラルが失敗しやすいので戦闘中はこちらをつかったほうがよい。


今回は攻撃魔法を中心に見ていこう。

属性

世界樹の迷宮には3種類の属性が存在する。また、物理にも3種類の属性があるが、ここでは省くことにする。

DQ9では属性が細かく設定されており、従来の呪文抵抗されない=よく効くという仕組みではなく、あたりさえすれば属性抵抗倍率を掛け算してダメージがきまる。ほとんどの属性は50%、75%、100%、125%、150%の5種類でメタル系が0%(つまり利かない)に設定されているようだ。たまに200%があったかも。属性が呪文体系ごとの抵抗率ではなくダメージで決まるというあたりがドラクエ系らしくないとも言える。


属性は以下の7種類のようだ。

うち、呪文で光と土属性は作り出すことはできなくて、スキルでのみ可能だ。

攻撃呪文系統

世界樹の迷宮の攻撃呪文に相当するスキルは3属性の術式。世界樹1/2ともにそれぞれ単体基本術式、単体上位術式、範囲術式の3つがある。1では毒付与術式があり、2では物理3属性全体術式と無族成単体術式がある。


一方でDQ9は攻撃呪文は系統としては以下の5つ。

  • メラ系
  • ヒャド系
  • バギ系
  • ドルマ
  • イオ系

メラ系は炎属性の呪文で、すべてが単体火力。一番弱いメラは威力があらゆる呪文の中でもっとも弱いのではあるが、攻撃魔力のパラメータの影響度が比較的大きく、のばすことにより100ダメージくらいはだせるようになる。そして最高レベルのメラガイアーは消費が大きいものの、威力もメラゾーマの1.5倍から2倍という最高レベル。習得レベルと消費、威力を考えてメラミが使いやすい。

ヒャド系は氷属性呪文で、対象が呪文のLVが上がることによって増えて行く珍しいタイプ。一番弱いヒャドは単体だが、ヒャダルコはグループ、マヒャド以降は全体となる。ヒャダルコが覚えるLVと威力と範囲で使いやすい。マヒャドマヒャデドスは攻撃魔力が低いうちはMP消費だけ大きくてつらいが、実は成長率がよい。

バギ系は風属性呪文で、すべてがグループ攻撃。覚えるLVと威力、消費MPがわりにあわなく、ダメージのばらつきが大きく扱いにくい。使用できる職業が旅芸人、スーパースターというバランス型のためにMPが飛びぬけて大きいわけではない上に旅芸人は物理攻撃もそこそここなすためどうしても目立たない。

ドルマ系はメラ系の闇属性版。すべてが単体だが、全体的にメラ系より消費が大きく、やや威力が高め。しかも案デッド系を中心に闇属性の抵抗力が多いキャラもけっこういる。炎属性よりは効かない敵が割合わかりやすいのはメリットかも。

イオ系は雷属性ですべてが全体攻撃。イオはダメージが低く扱いにくいが、イオラは消費と範囲、威力ともにすぐれていて非常に使いやすい。


クリアまではメラミ、イオラが主力で、場合によってはマヒャドを覚えるくらい。低レベルのマヒャドの威力はMP消費が多いわりにさほど高くないため使いこなすのは難しい。

アルケミスト vs 魔法使い vs 賢者

アルケミストは3属性の単体、全体術式と1つの職業ですべて完結している。

DQ9では攻撃魔法が使える職業は魔法使いと賢者、旅芸人、スーパースターの4つ。旅芸人とスーパースターは主にバギ系を使いこなす職業で、バギ系最強はスーパースターのみ、さらに初級中級のヒャド系を使えるのが旅芸人となっている。

ただし、バギ系はダメージのばらつきが非常に大きく、ダメージも低いために扱いにくい。役に立つのは旅芸人のヒャダルコくらいだろう。スーパースターはクリア後な上にそれなりにLVがあがってないと習得するのは難しい。LVが高くなっていればスキルもたくさん取得しているためにバギ系を使わないといけない状況はまず発生しない。


というわけで、普段から魔法を使ってダメージを期待する職業は魔法使いと賢者の2つだけといってよい。賢者はラストダンジョンでやっと使えるようになるため、ほとんどは魔法使いですすむことになる。世界樹で言えば5層到着でやっと解禁した職業だと思うとよいか。つまり、めちゃくちゃ遅い。


魔法使いはメラ系全てとヒャド系全て、そしてイオ系はイオナズン(最強のひとつ手前)まで覚える。3属性と単体から範囲まで使いこなすいかしたやつだ。


賢者はドルマ糸とイオ系を全て覚える。属性がバラける上に単体のみと全体のみとわかりやすい。消費が大目ではあるが、賢者はあらゆる職業でMPが多く、消費MPを減らすスキルを持っているため、気にならない。ただし、攻撃魔力は魔法使いに大きく劣るために両者とも同じレベルでイオナズンを唱えるとダメージの差がつく。魔法使いのスキルを極めておけば攻撃魔力の底上げがかなりできるので魔法使いのスキルを積極的にとっていくのがよい。賢者のスキルは主にMP上昇と攻撃魔力と回復魔力を両者とも少し上昇という感じになっているので攻撃魔法に集中したい場合は魔法使いのスキルを選ぶほうがよい。

また、賢者はマダンテという呪文を覚える。これはいわゆるDQシリーズ最強呪文で、MP全てを消費する代わりに敵全体に消費したMPに比例する大ダメージを与えるというもの。属性はたぶんなし。頻繁に使えるものではないし、コレを戦略に組み込むのは難しいと思う。


イオラ以上のイオ系の使い勝手がよいこと、回復呪文も使いこなせることで賢者が圧倒的に優れているように思えるが、実は足りないのがすばやさ。非常に行動が遅いのだ。一方で魔法使いは魔法系で最高のすばやさをほこる。魔法使いを並べて敵の行動前に範囲呪文を連発というのは賢者にはできない芸当だ。


イオラとヒャダルコが使いやすいのはドラクエ3以降の伝統だとは思うが、呪文だけでも結構なダメージをだせるので魔法使いのみのPT構成でも十分クリアは可能だ。一方世界樹アルケミストのみでクリアは厳しいと思う。世界樹の迷宮IIならHPとVITブースト、超火力でまだ可能性はあるのかな?