DS ゼルダの伝説 大地の汽笛

ゼルダの伝説 大地の汽笛(特典無し)
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社長が訊くゼルダの伝説 大地の汽笛
http://www.nintendo.co.jp/ds/interview/bkij/vol1/index.html


すでに海外サイトでムービーがあがってますけど、今回も前回異常にかなりよさそうですね。前作はDSというハードでちゃんとゼルダしていてすごくびっくりしていたのですが(絶対タッチペンのみでアクションRPGが快適に遊べるはずがないと思っていました。すみません)、今回も丁寧に作っているように見えます。

今作は前作のその後の話だとみんな思っていました。しかし、世界は同じものの時間がかなり違うようです。

青沼

 それで、今回の登場人物のなかでは
 ゼルダ姫がものすごくクローズアップされてるんです。

岩田

 前作にはテトラが出てましたよね。

青沼

 ところが今回は出ないんです。
 おおまかな物語の設定を聞いたときに
 「あれ、テトラはどうして出てこないの?」と聞いたら、
 「僕、テトラ、あまり好きじゃないですから」と。

一同

 (爆笑)

青沼

 「好きじゃないってどういうことよ!?」
 「困るなあ、そういうことを言っちゃあ・・・」
 みたいなやりとりをして(笑)。

まぁ嫌いじゃ仕方がないですな。

岩田

 最初は「線路を自由に引けるようにしよう」
 ということから開発がはじまって、
 その1年後に「やっぱりやめよう」と・・・。
 青沼さんからそう言われたとき、
 チームの反応はどんな感じだったんですか?

岩本

 そうですね・・・。

岩田

 ちっちゃな「ちゃぶ台」がひっくり返った感じ?

岩本

 ちっちゃく・・・もないです。
 だいぶ大きかったです(笑)。

あいかわらず時間かけてソフトつくってるなぁ。


青沼

 そこで、僕らのなかで『大地の汽笛』と決まって、
 宮本さんにメールで「どうでしょう?」と聞いたんです。
 すると答えはひとことだけ、「いいと思うよ」と。

岩田

 「いいと思うよ」とひとことの返事が返ってきて
 どう思ったんですか?

青沼

 「いいと思うよ」というのは
 すごく突き放されたように感じたんです。
 そこで「適当に答えてませんか?」と問い直したら
 「そんなことはない。すぐにいいと思ったから、
 『いいと思うよ』と返してるの!」と(笑)。

岩田

 ダメなときはダメって言うでしょう(笑)。

青沼

 確かにダメなときは
 もっとぐちゃぐちゃ言われます(笑)。

岩田

 本当にダメなときは
 いっぱいなぜダメかという理由がありますけど、
 いいときは、いい理由を別に言う必要はないですから。
 でも、何も言われないとやっぱり不安なんですよね。

いいときの理由はいらない。カッコイイ!

青沼

 今回の『大地の汽笛』では
 スタッフたちがこれまでの伝統をしっかり守りつつ、
 自分なりの「『ゼルダ』とは何なのか?」ということを
 うまく消化して、新しい遊びをつくってくれたと思っています。

岩本

 サブプレイヤーの謎解きもそうですし。

青沼

 サブプレイヤーの謎解きを考えたのは
 岩本ディレクターと同じく、元プログラマーなんです。
 そのプランナーが考えた謎解きは、
 いつもと違う脳みそを使う遊びになっています。

岩田

 情報開発本部では、
 宮本さんも、手塚さんも、青沼さんもそうですが、
 デザイン系出身の人がプランナーを務めるケースが多くて、
 プログラム系の人が担当する割合は少ないですよね。
 プログラマー出身の人が考えたからこそ、
 いつもと違う謎解きになっているんでしょうか?

青沼

 そうなんです。明らかに違うんです。
 で、僕も実際にやってみて、
 「ああ、そうか! これはオレも思いつかなかった!」
 ということを何度も味わったんですね。

岩田

 で、それを解いたときに、遊んでいるそれぞれの人が
 「オレって、何でアタマがいいんだろう」
 と感じることができるというのが
 『ゼルダ』の謎解きの醍醐味ですからね。

青沼

 ところがどうしても解けないところがあったんです。
 開発途中でしたので「これはバグだな」と思って
 プランナーに「これって解けないよね?」と聞いたんです。
 そしたら、しれっと「解けますよ」と(笑)。

岩田

 それはものすごく悔しいでしょう(笑)。

青沼

 だから、後半になるとそのプランナーとの
 頭脳バトルみたいになっちゃって(笑)。
 「ここは絶対に解く!」というのをやっていました。

岩田

 思うツボじゃないですか(笑)。


相変わらず今回も面白いので最後まで読んでみることをオススメします。

しかし青沼さん年とったなぁ。


前作の話が少し出てますが、本当にこれすごいんですよ。DSもっていてやってない人はぜひお試しあれ。めちゃくちゃ価格下がってるのでオススメです。

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
任天堂 (2007-06-23)
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