俺達の青春

FF2最高です。ファイナルファンタジーシリーズで一番好きです。ここは語るしかないでしょう。


PSP版やってないので参考になります。FC、WSC、GBA版もってますが、テンポが悪い意外ではFC版がやっぱりいいですね。リメイクでは大幅に成長がさせやすくなっていたり、なぜか一部成長させにくくなっていたりしていますけど、難易度大幅低下はあります。装備の魔法干渉も減っていることが多いです。


ちょうど中二病真っ只中のおいらには完璧にはまりました。当時ジャンプでは北斗の拳聖闘士星矢キン肉マンなど自己犠牲の美しさを語るものが多かったと思います。そんなわけではまりまくるわけですよ、このシナリオに。


登場人物のセリフがよくねられていますね。シドの最後のセリフ「いいか、貸すだけだぞ」とか。王様のスコットの死を嘆くところとか、うじうじしていたゴードンの成長とか、リチャードとディストの親子のセリフとか。

キャラのセリフ等でいいなと思わせるのはFFではこの2がピークでした。3以降はどちらかといえばアニメ的、漫画的な感じが強すぎる気がします。2までは小説的とでもいいましょうか、少ないセリフでいかにプレイヤーの心を捉えるかという点が飛びぬけていると思います。

反乱軍と帝国との戦いが目に見えやすいというのもよかったです。大戦艦の襲撃で街の外に人がいなくなったり怪我をしたり、皇帝の恐るべき魔力による襲撃で街2つが滅ぼされてしまったり。この街が滅んだというのはシンプルながらになかなかインパクトはありまして、ドラクエでもはじめてドムドーラに到達したときには驚いたものでした。



システム面ではキーワードを使ったシステムも斬新でした。斬新過ぎて後に続きませんでしたが、自分で情報を引き出している感じはものすごくしました。

毒と猛毒を分けたのはさすがにやりすぎだったかと。そもそも2つの毒はHPがあがるとめちゃくちゃ弱くなりますし。

状態異常がとにかく増えました。永続的なものだけでも石化、暗闇、忘れた、盲目、呪い、蛙です。戦闘中のみはバスナ出直せるとかやりすぎだったと思いました。通常2つも熟練度をあげる余裕はありません。永続的状態異常を直すエスナはLVが上がると志望すら直すのは面白かったですね。ただし、戦闘中は絶望的でしたし、アンデッドを倒せないですが。

状態異常はたくさん修理はありましたが、好きなのをあげるとなかなか面白かったです。知性や熟練度が上がると抵抗が無い限り分散でかけてもほとんどの敵が大幅に弱体化します。防御が高いやつ以外は基本的にダメージは物理でかせいで、状態異常魔法で相手を縛るというような戦い方はかなり有効でした。大幅にパラメータが下がる呪いがおいらは好きでしたね。たぶんほとんどの人は皇帝の呪いでのろいの強さを思い知ることでしょう。大幅にパラメータが下がって戦いが有利になります。

FF2で登場したシステムでほかに影響を与えたものとして、回復呪文をアンデッドに使うとダメージとなるというものです。レイズでは一撃で倒せます。FF1ではディアとケアル/ヒールと分かれていたのに対して、FF2では分けないようになっています。実際の使い勝手はディアのようによくなくて、黒魔法のファイアあたりを使ったほうがはるかに効率はよいですが。

また、弱点を突いたときの魔法の効きのよさはFF2で特筆すべきものでしょう。ダメージがあからさまに増えます。通常のプレイではドラゴン系が圧倒的な防御力のおかげでバーサク等がないとまともに物理ダメージを与えることが出来ないのですが、弱点を突くと魔法であっさり倒せます。FF2は物理のみ、特定の武器のみ、素手のみ、魔法のみなどでクリアが可能な非常に自由度の高いRPGでした。


よく、魔法干渉や回避率は当時は知らなかったという人がいますが、それは周りを見る限り嘘だと思いました。ほとんどの人は感覚的にでも知っていたと思います。回避率はちゃんと表示されるので、鎧で回避率が下がるのはわかりますし、魔法も装備であからさまに効果が変わるのがわかります。マニュアルにも赤魔術師的な武器と魔法を扱うようなキャラで作ってはいけないというアドバイスがありましたし。FF1をやっていたとかTRPGをやっていたなら魔法系には軽量な装備と杖やナイフという装備にするのは自然なことでした。

ただ、吸血攻撃が割合でダメージを与えるというのは知らなくて、特定のモンスターの攻撃力がやけに高いな(レブナントとかゴーストとか。デスライダーあたりになると回避率、回避回数ともに高いのでそんなにつらくない)とかブラッドソードを代表とする特殊追加効果を与える武器が強い(猛毒除く)というのは知りませんでした。なんせ、命中率がものすごく低い。力と攻撃回数がよほど育っていないと使いこなすのは難しいのです。


FF2では魔法が強いのでどうしても目立ちます。バーサクとブリンクは物理攻撃/防御でまさに最高の魔法です。ただし、ブリンクは回避率を上げるものではなく、回避回数を上げるものと気がつくまでは弱い魔法と思ってしまう罠があります。回避率が少ないと熟練度上がってもちっとも回避できないんですね。

ダメージ系は基本4属性は強いです。大概どれかの弱点はあるからです。特に炎、ついで氷は弱点が多めだと思います。毒は入手が遅めですし、効くやつは少ないです。雷は意外と使い道が無いかもしれません。一番使いやすいのはドレインでしょう。無属性ですので安定していますし、与えたダメージの分HPが回復します。ボス戦などで圧倒的な強さを誇ります。フレアに比べるとダメージが低く、同じ無属性ということもあってホーリーは分が悪いです。ドレインのほうがましでしょう。ただし、白魔法なのがポイントとなる・・・とまでは行きませんでした。入手時期がフレアより少し早いくらいですか。

魔法メインならアスピルを必ず入手しておくようにしましょう。MPがもちません。


パラメータでは素早さはかなり上がりやすいほうだと思います。普通にでてきた雑魚全てと戦うようにしていればガイも含めて全員99になるはずです。すばやさはキャラを前にするとか後ろにするとか関係なく(狙われるという表現は違うと思う)、戦闘回数のみが純粋に重要な要素となります。回避率を意識してセットする必要はありません。素早さ20程度+軽めの装備+武器の受け流しでも結構行きます。どんどん素早さは成長しやすくなるはずです。


音楽は反乱軍のテーマや重要キャラ戦闘曲がすきです。はじめて流れるベヒーモスの大きさにびっくりしたり。パンデモニウムもすごいけど。地味に街の音楽も好き。魔道士の塔の神秘的な響きとか。ファンタジーしてるよね。



I/IIの音楽テープも捨ててないからまだあるはずだが・・・。ひそかにFF1-3の全滅のテーマ曲がものすごくよい。FF1,2ともによく全滅したなぁ。


これだけのものが容量たったの256KBですからね。当時は大容量2MROMでしたが・・・。フロッピー1枚に5本くらい入るという。


RPGを語る上では初期ドラクエとならんでやはり初期FFシリーズも欠かせませんね。

このころのRPG系を並べると。

86年

87年


88年


89年


90年

すごいですね。今では考えられないハイペースだと思います。そしてどれもが面白い。PC版は2ヶ月で他機種に移植とか異常なものも多いです。今のPCとちがってハードスペックばらばらなのにですよ。ここに上げたのはほんの一部です。でも書きなのでお金が無かったです。自然と貸し借りや中古メインとなりました。

87年が爆発した年でしょうか。なんせ任天堂リンクの冒険で経験値をかせいでLVを上げるというシステム搭載したくらいですし。コナミ悪魔城ドラキュラも2ではRPGっぽくなりましたしね。RPGは無視できないジャンルとなりました。

恐ろしいのがCRPGのみではなく、TRPGも流行っていた時期でしたし。火付け役はやはりロードス島戦記でしょう。エルフの耳を間違って長く書いたのはちょっとほめられませんが、D&Dをつかったリプレイにみんな熱くなったものです。

モンスターメーカーシリーズやダイスクエストシリーズといった「軽い」TRPG/ボード系があったのもよかったです。モンスターメーカーは1作目のシンプルさもよいのですが、5作目がものすごく完成度が高かった記憶があります。MTGに負けてないんじゃないですかね。TCGじゃないので2000円だけでしっかり遊べます。捨てた記憶は無いのですが、みつからなーい。ダイスクエストは探せば出てくる気がします。3作目当たりが。

あーボード/カードゲーム系作りたくなるな。システムさえよければどうにでもなりそうなのもいいところ。拡張性もしやすそうだし。


という昔話。