スーパーマリオギャラクシー2 クリア 圧倒的な完成度だが・・・

クリアした。

のでその評価を。


クリアまでの所要時間

16時間。クリアした後にお知らせに表示してくれるみたい。クリア後もまだまだ続くみたい。

難易度

簡単な面もあればべらぼうに難しいのもある。本当にさまざま。たしかにワールドが進めば難易度は全体的に増えていくんだけど。

とりあえずエンディング見るだけでもクリアが絶望的な面がすでにいくつもある。いたずら彗星によってあらわれる面は難易度がわりと高め。


スーパーマリオギャラクシー 2(「はじめてのスーパーマリオギャラクシー 2」同梱)
任天堂 (2010-05-27)
売り上げランキング: 1
おすすめ度の平均: 4.5
5 高い完成度と親切設計
5 これこそゲームです!!
5 高画質、高クオリティ
5 遊びのアイディアのつまった宝箱
5 純粋に面白い☆

先に進めるためにクリアできない面は放置するという進め方が必要だったのでかなり難易度は高い。クリアできない面がたくさんあったが、それでもスターを集めればエンディングは見れるため、簡単な面がいたずら彗星によってあらわれるのを期待するのが一番良いのかもしれない。


それだけに任天堂販売とはいえ、これを一般向けのソフトと認識するには無理がある。TVCMの量が少ないのもそれが原因か。斬撃のレギンレイヴの最後のひとつ手前の面くらいの難易度をひたすらやらされてる感じが…。

操作感

基本はヌンチャクで移動、リモコンのAボタンでジャンプ。リモコンを振ることによってさまざまなアクション。ファイアーマリオならファイアーを投げるし、なにもなければスピンするし、雲マリオなら雲を生成など。

この操作方法は最初やる前は気になったがおもったより操作はしやすかった。BbotannyaZボタンで攻撃とかよりはよっぽどよい。やはり使用ボタンが少ないのはいいことなんだなと改めて思った。

でも、変身やアイテムがいろいろとある上にヨッシーに載ると操作がまた少し変わってしまうので、初心者はこれらの操作を覚えておくってのは難しいのではないかと思った。幸い、1つの面で複数のアイテムを切り替えるみたいなのはほとんどない。1つのアイテムの使い方を集中していればクリアは出来るようになっている。


難易度にしてもターゲットは誰なの?よほどのゲーマーじゃないとさくさく遊べる感じはない。

グラフィック

グラフィックはSDながらもすごい。

ただゲーム中など動いている間は気にならないが、動きが少ないとやはり解像度の荒さが気になるところ。でも、2Dの文字等はちらつかないことから、480Pだったらちゃんとアンチエイリアスさえ入れておけばさほどきにならないのかもね。そんなマシンパワーが無いからできないんだけど。

というわけで解像度はさほど問題じゃないんだよね。というのをFFCC光と闇でも言った気がする。


圧倒的な完成度であるが

やればすぐにわかるが、キャラの動きひとつとってもクオリティが異様に高い。

そしてさまざまなしかけのあるステージ。

まさに任天堂しか作れないといってもよい完成度。



なのだが、それでもなお完璧ではない。やればやるほど3Dはやはり2Dにくらべて大幅に敷居が高いというのを思い知らされる。丁寧だけにさらにはっきりと越えられない壁がわかる。

カメラにしてもかなり気合入れて調整しているのはよくわかる。それでも足元が見えにくいなどジャンプアクションとしてはだめなところも見受けられた。しかもその足元から落ちると即一機失う。悪魔城ドラキュラ64もそうだったが、足元を見るゲームでの後方視点はかなりダメ。かといってかなり上から見るステージでは足元は見えやすいがキャラクターは小さくなりがちでせっかくの作りこみも目立たない。

ゼルダの伝説時のオカリナで導入されたオートジャンプがどれだけよいシステムだったかというのがわかる。だが、マリオでオートジャンプはさすがに無理がある。


そして2Dと3Dと差がはっきりわかる原因として真横から見たステージがかなりあるということも影響している。シビアなジャンプがこちらではさくさくできる。単純な真横から見たステージというわけではなく、角度が変わったり2Dと3Dのステージと混ざり合ったりなどかなり面白いことをやっているのだが、やればやるほど2Dがやりやすいというのを認識してしまう。

はじめて蜂マリオを取得できるステージのように2Dステージを立方体のような90度角度でマップにマッピングしたほうがいいと思った。ほとんどのステージが球状だが、これも裏側に言った場合など操作がしにくい場合とかもあってわかりにくいし。



初代マリオとくらべてしまうと

初代マリオは敵を倒してクリアしても良いし、まったく倒さないで先に進んでもよい。それと同時にパワーアップアイテムを使っても良いし使わなくてもよい。

でも、今作では必ず倒さないといけないところだらけだし、パワーアップアイテムも必ず使わないとクリアできない。どうしても自由度が低くなりがち。おそらく3Dだと自由度が高いと何をしてよいかがわかりにくくなってしまうということだろうが。




こうかくと悪いことだらけのゲームに見えるが、実際は圧倒的過ぎてそこくらいしか欠点が見当たらない、他のゲームだったら些細なものといっていいくらいなものだと思う。任天堂だったらもっとカメラ等を完璧にしあげてくるのかなという過剰な期待もあったかもしれない。

全体的に漂うゼルダ

ボス戦を中心にゼルダの伝説やってるんじゃないかという感覚に襲われるときがよくある。マリオっていつからこんな感じになったんだ?

マリギャラ2のターゲットはゼルダの伝説を遊べる人ってことなのかなぁ。だからこんなに難易度が高くても気にしてないのか。


以下いつもの5段階評価。

  評価
システム ★★★−−
シナリオ ★★−−−
サウンド ★★★−−
グラフィック ★★★★★
総合評価 ★★★★−


尤も任天堂販売でも難易度が高い作品自体は珍しくない。GCF-ZERO GXなんてシナリオの難易度が頭おかしいレベル。ゲーム自体もN64版とくらべてつまらなかったけどね。個人的に。